函館へ
海は大しけの大揺れだった。
年末のこんな時間帯だから船内はガラガラかと思いきや、意外と人が乗船していた。
真夜中の2時5分に函館港へ入港。
雪の少ない夜更けの函館の街を、駅前の駐車場へ向かう。
10分くらいの距離だ。
函館駅前の駐車場は毎回車が多いのに、今回はやけにガラ空きだった。
この晩は3時前にここで就寝。
函館の朝市
2017年12月29日。朝8時半前に起床。
雪がちらつき、気温は氷点下2度だった。
いつも寄るどんぶり屋は中国人団体客で占められていた。
香水の匂いがきつく、席につけるまでに時間がかかると言うから、別の小さな店に入った。
魚介が新鮮で美味しいのに、ご飯がびっくりするくらい臭くて、せっかくの素材が台無しになっていた。
進言すべきか、、、
いや、もう、いいかも、函館朝市、、、。
広いスペースに中国人相手のブースが出来ていて、中国人が中国人相手に叩き売りのようなことをしていた。
出店しているお店が減っているのは年末だからなのだろうか。
海鮮屋の店先を通るとお店の人に呼び止められた。
外国人ばかりで困っていたらしい。
確かに外国人観光客は海鮮や野菜は買わないだろう。
蟹を勧められたがやけに高く、能生の二割り増しくらいのイメージだった。
結局前にも買ったことのある高田屋で、ニシンの干物とホタテと北海牡丹海老の刺身を買って両方の実家に送った。
車に戻ると、以前は混んでいた駐車場も空いたままだ。
代わりに続々と観光バスが停まり、アジア人観光客が降りてくる。
もしや朝市、アジア人観光客だらけになってしまったせいで日本人客が居なくなっているのではないだろうか。
函館には、いつも行く駅前の飲み屋の味の低下に一度がっかりしている。
朝市についても丼に二度もガッカリさせられているから、我が家が函館に来る楽しみを2つ失ってしまったことになる。
※その後の函館リベンジの話はコチラ↓から
谷地頭温泉
気を取り直して10時半に谷地頭温泉へ向かった。
函館に来たらここの温泉も我が家にとっては欠かせない場所だ。
毎回地元のお年寄りで混み混みなのだが、平日の朝一客が引いた後の時間帯だったからか、この日は比較的空いていた。
安定の泉質の良さに大満喫出来た。
420円で茶褐色の塩化物泉の掛け流しが楽しめる。
熱い湯のためか、そういえば子供を見かけたことはない。
ちなみにシャンプーやボディーソープ、ドライヤーはない。
温まったところで函館を後にした。
北海道の雪道
行く手の空には灰色の雲の上から晴れ間が広がってきていて、
真っ白な雪の反射が眩しかった。
北海道の雪道は除雪車の作った凸凹でガタガタ揺れる。
雪道渋滞やら何だかやで、函館を抜け出たのは12時だった。
気温は2度。暖かい。
雪が舞ったり、また晴れたり、曇ったりの変わりやすい天候だった。
国道5号を小樽へ向かって北上していた。
道は単調で基本一車線。
車量が多くダラダラと連なって走る感じで景色が良いわけでもないため、長万部までは高速で抜けるのがオススメだ。
我々も途中から高速に乗った。
むしろ高速の方が北海道らしい景色を眺めることが出来る。
舞う雪が軽くなってきて粉雪に変わった。
湿った海風が届かない場所まで走って来たのかもしれない。
黒松内からは再び下道の県道5号へ出た。
雪が激しくなってきたと思ったら軽くホワイトアウトになったが、雪用ワイパーが本領を発揮してくれて助かった。
羊蹄山とディフェンダー
ニセコを通ると羊蹄山を望む道に差し掛かる。
羊蹄山は綺麗な山だ。
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