函館朝市
朝は6時に起床した。
夜中には氷点下8℃まで下り、頭を覆っていないと頭痛がする冷たさだった。
これまで真冬の北海道で何度も車中泊旅をしているし、もっと気温が低い時もあった筈なのだが、この晩は気温のわりにやけに寒く感じた。風が強いせいだろうか。
身支度を整え、いつも行くどんぶり屋へ。
お店の人に聞いてみると、やはりここ数日気温のわりに寒く感じるし、今年は雪が多いとのことだった。
店内は、春節で観光客だらけかと思ったが貸切状態だった。
東北道とフェリーでも感じていたことだが、最強寒波のせいか土日なのに人が少ない。
朝食にはホッキ定食と、うにいくら丼を頼んだ。
やっぱり冬の方が魚介が美味しい。
食後に朝市をブラブラしようかと思ったのだが、誰も歩いていないのでやめておいた。
こういう時は通る店通る店で声を掛けられ、買わないと申し訳なくなるからだ。
車へ戻ろうとするとビルの合間から朝日が昇っていた。
恵山
函館の朝風呂にはいつもは谷地頭温泉に行くのだが、今回は秋に見つけて良かったひろめ荘へ向かった。
前回は天候の関係でいかなかった恵山の展望台を経由して行くことにした。
恵山までは津軽海峡の海沿いを北上する道を行くのだが、海から水蒸気が上がっていた。
駐車スペースで車をとめると、函館山が水蒸気の向こうに見えた。
海の向こうには青森の大間も見えていた。
この辺りは漁師町のようで、頭から首まですっぽり帽子をかぶって目だけが出ている状態で歩いている人もいて、それも納得の寒さだった。
岸辺には何隻もの船が出ていて、漁師さんが船の上から海の中を覗いていた。
目当ての展望台は冬季閉鎖中だった。。。
仕方がないので直前にある公園から景色を眺めてみたのだが、展望はあまり良くなかった。
まあ、ここに辿り着くまでがずっと展望の良い道だったから、良しとしよう。
公園の雪の上には動物の足跡があって、除雪はされていなかったが、ディフェンダーはこの程度なら普通に走ることができる。
ひろめ荘
ひろめ荘は函館市内から東の方向にあり、泉質がかなり良い。
谷地頭温泉より空いていて、頭が洗えるのも有り難い。
入浴料は一人480円と良心的なのに、2種類の泉質の源泉掛け流しと贅沢だ。
内湯は重曹泉、露天は硫黄泉。
硫黄泉の湯船は2つあり、ぬるめで薄い白濁の湯と、熱くて濃い白濁の湯だ。
酸ヶ湯に入ったすぐ後なので比較すると、酸ヶ湯は硫黄に他の何かの匂いが混じっているが、こちらは混じり気のない硫黄臭。
どちらもそれぞれ最高の硫黄泉なのだが、こちらは硫黄泉と重曹泉の2つの泉質を楽しめるためお得感もある。
ちなみに、硫黄泉はシミ予防効果など、重曹泉にはクレンジング効果があるため、どちらも美肌効果がある湯とされている。
ただし両方とも湯上がりに乾燥するため保湿は必要だ。
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