酸ヶ湯
東北道は青森中央で降りた。
ここから酸ヶ湯までは30分〜40分ほど山道を走る。
例年なら雪が積み上がり、雪の通路と壁ができているはずの歩道にも、今年はほとんど雪がない。
山道を上がると、ようやくの雪景色になった。
とはいえ、ポールの高さからいっても、以前と比べても、雪の量は少ない気がした。
大粒の雪が降っていたが、雪用のワイパーが劣化して氷の塊となり、視界を遮った。
酸ヶ湯には、締切時間16時半のところ16時着とギリギリになってしまった。
チェックイン時間の後だったのと、観光バスが来ていたせいもあるのか、酸ヶ湯は随分と混み合っていた。
今回は頭を洗いたかったため、男性専用の浴場へ入ってから千人風呂へ行ったのだが、男性専用の湯の方が成分が濃いような気がした。
とはいえ温泉は生き物ゆえ、たまたまかもしれないが。
酸ヶ湯から出るとあたりはすっかり薄暗くなり、残り陽で雪景色が白く浮かんで見えた。
たまたまグレーのディフェンダーがいた。いつもならオーナー同士会釈などもするものだが何か取り組んでいるようで挨拶は出来なかった。
酸ヶ湯へ向かう時には氷点下8℃だった電光気温計が、帰り道では氷点下10℃まで下がっていた。
ワイパーの劣化で視界が悪く、途中で車から降りて氷を取ったがやはり無理がある。
急遽イエローハットでワイパーを交換することにした。
東京で買おうとすると雪用のワイパー自体がないところがあったり、
あっても種類が少なくサイズもなかったりと大変なのだが、
雪国で見ると雪用がスタンダードで、サイズも色々と揃っていて有り難い。
店員さんがおすすめだという性能の良いワイパーを購入すると、親切に取り付けまでしてくれた。
走り始めてから使ってみると、感動するくらい綺麗に拭き取ってくれた。
一緒に雪国用のウォッシャー液を買って入れ、近くのガソリンスタンドで給油をし、これで準備は万端だ。
津軽海峡フェリー
ワイパーを購入した際、イエローハットの店員さんも今年の暖かさと雪の少なさに驚いていたが、
それを裏付けるかのようにフェリー乗り場にもあまり雪は積もっていなかった。
我々が乗り込んだのは19時10分青森発、22時50分函館着のフェリー。
閑散期でフェリー代金が秋に来た時よりも安く、車1台と同乗者1名で21,420円だった。
土曜日のこの時間帯ということもあるのだろうか、待っていた自家用車は4台のみ。
いつもは2階に停めるのに、この日は1階に停めることになった。
フェリーの中もガラガラだった。
この晩の夕食は、函館に着く頃にはお店も閉まる時間だし、フェリーターミナル手前のスーパーでお惣菜を買い込んでフェリーの中で食べた。
東京では考えられない値段の安さで、スーパーのお寿司としてはレベルも高かった。
B級グルメのイカメンチがあったので買ってみたのだが、練り物にイカを混ぜたものを揚げた、という感じで、子供のおやつから大人のおつまみにまで良さそうだった。
今回初めて船内の自販機を見てみたのだが、長万部のカニ飯弁当とイカ飯が売っていて、これを食べても良かったかもしれない。
函館上陸
函館上陸は22時50分、気温は氷点下7℃。
雪国である青森より、北海道では雪が少ないはずの函館の方が雪が多かった。
いつもの通り、函館駅前の駐車場へ。
一日600円で、朝市の目の前にある。
流石にガラガラで、車中泊している人もいない。
この晩はここで就寝。
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