10月最後の週末は高山へキャンプに出かけた。
コロナ禍でキャンプ人気が加速しているせいか、1週間前にキャンプ場を予約しようと思ったら、関東の良さげなキャンプ場はほぼ埋まっていたため、
高山にあるくるみ温泉キャンプ場に行ってみることにした。
東京郊外の我が家からは車で片道4時間半から5時間くらいの距離だ。
出発
土曜日は早朝から気持ちの良い晴れ間が広がり、気温は13度。
近ごろ朝晩は随分寒くなってきた。
キャンプに出かけるのは久しぶりだったが、事前準備が大変だ。
起き抜けからバタバタ荷物を積みこむと、運転席の後ろが荷物だらけになった。
秋晴れで紅葉が見頃とあってか、朝の8時に乗ったのに、中央道では既に断続的に小規模な渋滞が発生していた。
風もない穏やかな秋晴れで、富士山にも雲ひとつ掛かっておらず、雪をかぶった綺麗な姿が見えていた。
中央道は伊那で降りて木曽へ抜けた。
途中、少し前の集中豪雨の影響だろうか、道が崖崩れのために塞がれていて、片道一方通行の迂回路が出来ていた。
木曽から高山へ
この日は綺麗な秋晴れで、道中は紅葉を楽しみながらのドライブになった。
お昼は木曽の道の駅の食堂で食べたが、この辺りには蕎麦屋が点在していて、高山へ向かう361号沿いでは新蕎麦の旗が出ているところもあり、どこかに入っても良かったかもしれない。
ちなみに道の駅に寄った本当の目当てはキノコだったのだが、既にシーズンが終わっていて売っていなかった。
この361号を登るにつれて急に秋が深まったように景色が鮮やかになり、まさに紅葉の見頃だった。
途中には蕎麦屋があるだけでスーパーもコンビニもないため、買い物をするなら木曽で済ませて行く必要がある。
このあたりの道は至る所で工事中で片側通行になっていた。
くるみ温泉キャンプ場
キャンプ場に到着したのは13時半。
チェックイン開始が13時からだったが、すでに半分以上が埋まっていた。
この日は全サイトが埋まっているという。
受付をすませてから早いもの順でサイトを選べるのだが、川沿いの、綺麗に紅葉した楓の前のサイトが空いていた。
スタッフがサイトまで案内してくれるのだが、苗字を言っただけでフルネームと人数を覚えてくれていたり、オーナーが回ってきて話しかけてくれたりと、アットホームでホスピタリティに溢れていた。
こじんまりとしたキャンプ場なのだが施設がとても綺麗。
飲用できる湧水があり、綺麗なトイレと洗い場があり、お湯が出るというのも助かるし、かなりの好印象だ。
岩魚の掴み取りができる養殖場があり、後ろには川が流れているため子供連れにも人気がありそうだ。
温泉もついているため、温泉付きのキャンプ場が良いという人にも向いているだろう。
キャンプ開始
我々は車の中で寝るため、BBQ用の設営だけをした。
設営完了。
こんな感じに仕上がった。
山間の谷間にあるため日が暮れるのが早そうだとは思ったが、5時過ぎには真っ暗になった。
予約の際に飛騨牛と岩魚を頼んでおいたので、自分達が持ってきた食材と合わせると食べきれない量になってしまった。
飛騨牛の焼き肉は脂が乗りまくっていて若者向きだと思う。
岩魚は下処理をして串に刺した状態で出してくれる。
本当は天然のキノコでキノコ汁を作るつもりだったのだが、急遽スーパーのキノコたちで作ったキノコ汁も美味しかった。
お玉を忘れてしまい、咄嗟に手作りお玉を作ったのだが、普通に使えたので自慢がてらに載せておく。
後は、じゃがバター、エリンギのホイル焼き、スモークの卵とベーコン。
キャンプ場に着いた頃は暖かかったのだが、日が陰ると途端に寒くなり、日が暮れた後の気温は5度。
前日の晩は氷点下3度になったらしいが、この晩はそこまでではなかった。
食事の後、焚き火をして秋の夜長を楽しんだ。
寝る前の8時過ぎに温泉に入ったのだが、女湯は満員の芋洗状態で、窓はぴっちりと閉められていて密状態、水がドバドバと足されてぬるくなっていて、温泉感もなくなっていたという。
温泉成分表がなかったので何温泉なのかよく分からないが、男湯の方は貸切状態で、小さいながらもゆっくりできた。
キャンプ場は子供が多いから足し水をする人がいるのだろうし、空いている時期か空いている時間帯を狙わない限り、キャンプ場で温泉を楽しむというのは少々難易度が高いのかもしれない。
この晩は21時過ぎにディフェンダーの中で車中泊。
このキャンプ場は道の脇にあるとはいえ夜は静かで、夜空には沢山の星が見えた。
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