★2014/9/17
朝5時半に起床し、ホテルを6時半に出た。
途中で朝マックを買い込み、湿原へ向かった。
秋色の草木で覆われた湿原の一本道は凸凹でひどく揺れ、あちこちに水たまりが出来ていた。
頭上には青い空が広がり、開け放した窓からは、湿り気のあるひんやりとした空気が入り込んできた。
出喰わした鹿の親子が、きょとんとした表情でこちらを見つめていた。
想像していた、湿原のあちこちから朝靄が立ち登る光景は見ることが出来なかったが、その名残は感じられた。
川べりに椅子とテーブルを出して、買ってきた朝マックで朝食をとった。
自然の中で飲む温かいコーヒーはいつもより美味しく感じられた。
辺りには我々の他には誰もおらず、川の流れる音だけが聞こえていた。
思わず伸びをしたくなるような解放感と爽快感。
だが、すぐに体が冷えてしまい、そそくさと車の中へ避難した。
展望台へ上がってみた。
聞こえてくるのは風が木の葉を揺らす音だけ。
深呼吸をしても、新緑や夏の間に感じるような草木の香りはやはり感じられない。
鳥も虫も動物も、気配すらなく、まるで五感で静けさを楽しんでいるような感覚だった。
冬に訪れた時には雪で覆われ、まるで宇宙から見る地球のように見えていた湿原の、本来の姿を見ることが出来た。
展望台から降りてまじまじと見てみると、先ほどの凸凹道の水たまりのせいで、車はすっかり泥だけになっていた。
新車のディフェンダー初泥まみれ。。。
この後、美幌峠に向かう。
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