2014夏 北海道旅行記7〜道道106号線オロロンライン

2014夏 北海道旅行記

荷物の整理をしていたら8時になってしまった。

途中のセブンで朝食を買って車の中で食べたのだが、温かいお味噌汁とコーヒーが、冷えた体を温めてくれた。

この日は、風車の脇を走り抜けることのできる絶景の道をドライブし、日本最北端の地を訪れ、以前に泊まったことのあるかみゆうべつの道の駅を目指す予定で、この旅一番の移動距離になる。

まずは石狩平野をひたすらにまっすぐ北上する。

広い道路がまっすぐに伸び、脇に拡がる田んぼでは、米の収穫が始まったところだった。

畑には何の作物なのか、、、土から顔を覗かせている葉が、一様に黄色く色付いていた。

窓ガラスに沢山の虫がぶつかり跡になっていて、燃料も減っていたため給油をした。

ここまでの燃費9.65km/L。

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この街道は、小平町から日本海へ出る。

この日は曇り時々晴れの天気。

雲と空の境界線が曖昧で、なんだか寂しい光景に見えた。

気温は少しずつ上昇して、19度に上がった。

時折、日が眩しく射すと海が透けて、浅瀬に黒いウニのとげとげしているのが見えた。

それにしても北の日本海は寒い場所だ。

写真を取るために助手席の窓が開くと、途端に冷たい空気が入り込んでくる。

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北上するにつれて目に映る色のせいか秋の深まりを感じ、海の色も青の濃さを増していった。

海沿いに続く真っ直ぐな道にも、北海道らしい情緒を感じた。

交通量の多くない北海道の街道を走っていると、頻繁にバイクとすれ違う。

バイク旅をしていると、すれ違い様に手を振ったり、合図をしたりするのが楽しいものだ。

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道の駅てしおの手前を左折し、次の目的地である道道106号線に入った。

景色は一変し、右手にサロベツ原野、左手に日本海が広がる。

道の両脇には秋色のススキが風に揺れていて、遠くに風車が見えてくると、自ずとテンションが上がってゆく。

広い空の下に、白い風車が一列に並んでいる景色は清々しい。

電線を避けて脇道へ車を停めると、、、ディフェンダーとのショットがなんとも絵になる。

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風車群を抜けると、何もない海沿いの真っ直ぐな道が30分(ほどだろうか?)続いた。

昼間でも感動するほど爽快なのだが、夕焼けはさぞかし綺麗なことだろう。

だだっ広さと、どこまでも拡がってゆくような雄大な地平線に、これほどの迫力があるとは知らなかった。

旅の疲れも、日々のストレスも、一気に吹き飛ぶような気がした。

晴れていれば利尻富士が望めるらしいが、この日は雲に隠れて薄く影が見えただけだった。

途中から電線がなくなり、

これぞ北海道ドライブ!

という時間を十分に満喫した。

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