強風の朝
翌朝は小雨。夜中に降り出した雨が残っていた。
台風から変わった熱帯低気圧が南風を運んできて、気温の割に車内が暑く、寝苦しかった。
何度か目を覚ましたせいで寝過ごして、起き出した頃には8時を回っていた。
海にはあいかわらず冬の日本海さながらの白波が立ち、岩に当たっては勢いよく砕け散っていた。
いつも朝は道の駅併設の温泉施設で入浴してからそこで朝ごはんを食べているのだが、
この日は趣向を変えて、別の場所で朝ごはんを食べてみることにした。
宇佐美のふしみ食堂
朝9時から朝ごはんを食べられる食堂をみつけたため行ってみた。
宇佐美にあるふしみ食堂。
小さな食堂は既に満席で、名前を書いて待つのだが、待ち時間は30分だという。
せっかくだから待つことにして、道を挟んで目の前に広がる海岸へ行ってみた。
高波と満潮により、階段を降りたところにある砂浜にまで波が届き、砂浜がほとんどなくなっていたのだが、わずかなスペースにサーファーが3人座って休んでいた。
この荒れた海でサーフィンをしていたようだが、他人事ながら大丈夫なのかと心配になった。
程なくして2巡目でテーブルに座ることが出来たのだが、店内は狭く、小さな4人テーブルが3つあるだけだった。
勿論相席で、狭いため横並びになるため、目の前に知らない人が座ることになり、目のやり場に困る。
気にしないようにして、刺身盛りとあじの開きの定食を頼んだ。
干物は大きく、食べ応えがあった。
味は普通に感じたのだが、周りは皆美味しいと言って喜んでいたため、
もしや我々、地物ばかりを食べ歩いているうちに、少々贅沢になり過ぎているのかもしれない。
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