海の色とサイレン
日曜日の伊豆は寒かった。
寒暖差はあれど、昼間の東京は春の陽気だったというが、伊豆にはかじかむような冷たい風が吹いていた。
そのせいなのか潮の関係なのか、海の色がいつになく鮮やかで、水平線の近くでは水色に見いていた。
月に2回は伊豆に来ている我々だが、こんな色は見たことがなかった。
「地元の人ならよく見る色なのかな?それとも異常気象?」
とコドラ。
熱海付近を走っていると、突然サイレンが鳴り響き「大津波警報」だという。
山道の上にいたが、ちょうど降っているところだったから、一旦止まるべきか少し躊躇した。
タンデムの後部座席でコドラが携帯を確認すると、訓練だった。
熱海に降りると、河津桜は葉桜になり、幹の黒い桜の木が、満開になっていた。
網代の大次郎丸
この日、美味しい海鮮を求めて訪れたのは、網代にある大次郎丸。
ちょうど10時頃の空いている時間帯に来店し、早昼を食べた。
この日の煮魚の定食はブリカマ、干物の定食は鯵とサバ味醂。
地魚の刺身は、鯵、マグロ、真鯛、ブリ。
どれも美味しいのだが、真鯛や鯵の刺身は甘みがあり、ブリにはコリコリした食感も感じられる。
毎回美味しいのだが、この日は特に美味しく感じた。
湯河原温泉こごめの湯
温泉ソムリエの資格を取得し、日本全国の温泉を巡っている身からすると、富士山の周りの温泉にはあまり特徴がないのだが、
人気のエリアのため入浴料が高く、来訪者が多いため消毒が強かったり、循環して薄く感じるところが多い。
我々が伊豆で温泉に入るときは下田まで行くか、温泉には寄らずに帰るのだが、この日は体が冷え切っていたため、湯河原にある日帰り入浴施設に寄ってみた。
空いていて、露天からは竹藪や遠くの山を見ながらのんびり入れるのが良かった。
ここでも桜が咲いていた。
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