車中泊のマナー
翌朝は周りの車中泊組が動き出す物音で目が覚めた。
少々暑くて寝苦しかったが、静かで良かった。
身支度を整えて外に出ると、駐車場の数カ所にゴミが放置してあるのが見えた。
車中泊組の仕業なのか、、、
こういうことをするから車中泊が嫌われるし、そのせいで車中泊ができなくなる道の駅が増えたりするわけで、
人に迷惑をかけるようなマナー違反はやめて欲しいと心から思う。
ここには足湯があり、早朝から車中泊組で混みあっていた。
かんざんじロープウェイ
朝ごはんをコンビニで買い込み、いつも通り過ぎるだけで立ち寄ったことのない浜名湖周辺に行って見ることにした。
まずは舘山寺温泉ロープウェイだ。
このロープウェイは、日本で唯一湖上を渡るということがウリのよう。
周りは子供向けの遊園地になっているのだが、なかなか面白そうだった。
駐車場は1,000円、ロープウェイの料金は1人往復で840円。
9時半から営業開始で、10分おきの運行。
我々は9時50分のロープウェイに乗り込んだ。
乗っている時間は5分弱だが、景色が良いので気持ち良かった。
ロープウェイで向かった先にはオルゴール館があり、手作りのオルゴールを作れたりもするようだ。
屋上が展望台になっていて、景色はこんな感じ。
屋上には大きなオルゴールがあり、丁度10時の演奏を聴くことができた。
他には何もないので混まないうちに帰りのロープウェイに乗り込んだのだが、
10時を過ぎた途端に上がってくるロープウェイが混み混みになっていたため、この判断は大正解だったようだ。
浜名湖ガーデンパーク
続いて浜名湖ガーデンパークへ。
ここは入場料も駐車場も無料だった。
だだっ広い駐車場に車を停めて、だだっ広い広場を抜け、季節ごとに植え替えられるという花壇を見に行った。
今の季節はコスモスだった。
赤、ピンク、白のかわいらしいコスモス畑の前に、映え狙いなのかピンクのハートのモニュメントまで。
インターネットではブルーのネモフィラの花が咲いている写真が載っていて綺麗だったので、今度はその開花時期を狙ってきても良いかもしれない。
広くてもっと奥にも色々とありそうではあったのだが、何しろ今年は異例の暑さのため、10月初旬のこの日もまるで夏の暑さ。
我々はここで引き返して帰路につくことにした。
浜名湖周辺
旅の最後にもう1つ温泉に寄って行くことにして、浜名湖を後にした。
浜名湖大橋を渡ったが、この辺りの開放感は抜群で、気持ちの良いドライブロードだと思う。
暑くない時期にまた来たいと思う。
お昼には浜名湖名物の鰻を食べて帰りたいという気持ちもあったのだが、
早めに帰って久しぶりに洗車に出したいと思っていたため先を急ぎ、
途中のPAでこの辺りの名物だというどて煮丼を食べた。
群馬や長野のもつ煮込みを食べ慣れている我々からするとこの辺りのものは甘く、赤味噌が使われているところからも名古屋寄りの味だと思ったのだが、
後日ネット検索をしたところ、どて煮というのは名古屋の名物だとされていた。
浜松は名古屋の近くなので、同じような食文化なのだろう。
ならここの湯と帰路
この旅最後の温泉は掛川にあるならここの湯へ。
キャンプ場併設なので混んでいるかもしれないとも思ったのだが、日曜日の昼過ぎだったのでそこまで混んではいなかった。
泉質はナトリウムー塩化物温泉(高張性・弱アルカリ性温泉)。
透明で仄かな硫黄の香りがし、ヌルヌル系の温泉でなかなか良かった。
pH8 .02だが、ヌルヌル温泉好きの我々が注目している成分の1つであるメタホウ酸が224.7mg/kgもあるので、そのお陰のヌルヌル泉質なのかもしれない。
夕方前に高速に乗ったのにも関わらず、帰路で大渋滞にはまり、結局洗車の受付時間内には間に合わなかった。
ただ、久しぶりの渋滞を見て、コロナ禍から少しだけ日常を取り戻したような気がして嬉しいような気もした。
<完>
コメント