2022秋の北海道旅17:奥入瀬渓谷から帰路へ(完)

2022秋の北海道旅

奥入瀬渓谷

温泉のある道を下っていくと奥入瀬渓谷に出る。

せっかくだから十和田湖まで抜けてみることにした。

台風の影響か連日雨が降っていたようで、さすがの奥入瀬渓谷も水が濁っていて、水嵩が増していた。

低い所では車道にまで溢れてきそうな勢いだった。

以前訪れた時には綺麗な滝だったのに、今回は水の量がすごくて、大迫力で流れ落ちていた。

銚子大滝

夕暮れの十和田湖も曇っていたが、薄い光が湖面に反射して綺麗だった。

ちょっと通ってみるだけのつもりが、奥入瀬で1時間半も経っていて、旅行の帰路についているというのに、青森でもしっかり旅を楽しんでしまった。

東北道へ

十和田湖からは454国道で秋田県に入った。

先程の奥入瀬渓谷にも熊注意の看板が貼ってあったが、この辺りも「熊による人身事故防止のため入山禁止」と言う看板が立っていた。

気持ちの良い牧草地の中の一本道を走ると風車が見えた。

秋田だというのに、雪が降った時に道の端の位置を知らせるポールが立っておらず、この辺りは豪雪地帯ではないのだろうかと不思議に思っていると、牧草地を抜けた後に立っていた。

この道は冬になると除雪されないと言うことなのだろう。

雪が積もった時に道の端を知らせるポール

国道104号秋田街道を走っていると、再び青森県に入った。

進行方向の低い位置に雲があると思っていたら、進むにつれてその雲の中に入ってしまった。

雲の中は一面の霧。

途中の穀倉地帯には、ガードレールに干し草を掛けて干している様子が珍しかった。

さらに南下して岩手県に入り、18時前に安代インターから東北道に乗った。

岩手山サービスエリアでラーメンを食べ、お土産を買った。

途中、東北道では事故による通行止めが起きているという情報が飛び交っていたのだが、実際に行ってみると通行止めにはなっていなかった。

ただ、車が原型を留めないほどにボコボコになっていて、煙を吐いていた。

雨だったし、ハイドロプレーニング現象でも起きたのではないかと思う。

この晩は那須高原サービスエリアまで辿り着き、23時半頃に就寝した。

卵かけご飯「極み」

翌朝も雨。台風が近づいていて、各地で注意報や警報が出ていた。

食堂に行ってみると、卵かけご飯「極み」というものが、朝定食とともに提供されていた。

行きに食べ損ねた過去1に美味しかった卵かけご飯は、那須SAの下りではなく、上りだったのか。

黄身が、オレンジと黄色の中間の綺麗な色をしていて、一切の臭みがないのに濃厚だ。

間違えなく美味しかった。

台風の中の運転

ここからは、台風に向かって帰宅することになった。

大雨で視界が悪く、我々はリアフォグをつけて走行したのだが、周りの車はつけていない(もしくは、ついていない)車が多く、かろうじて姿が認識できるほどで危なかった。

前にいる車がほぼ見えない

各地で事故が起きていたが、渋滞に遭うこともなく、無事に自宅に辿り着いた。(完)

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