2023.01冬の北海道旅19:岩手で冷麺と温泉(完)

2023.01冬の北海道旅

盛岡冷麺ぴょんぴょん亭

冬場の後生掛温泉に行くには八幡平からの道しかない。

帰りも漏れなく来た道をひたすら八幡平まで戻った。

この日のランチは、せっかく岩手にいるのだからと、盛岡に盛岡冷麺を食べに行くことにした。

途中で岩手山の傍を通ったのだが、こんなに近くでまじまじと見たのは初めてだった。

佇まいは少し富士山に似ていて、裾野まで綺麗な姿をしていた。

気温は盛岡付近で1℃。

氷点下10℃以下の世界にいたため随分暖かく感じる。

この日、我々が向かったのは、盛岡冷麺と言えばで必ず名前の出てくる「ぴょんぴょん亭」の稲荷町本店。

途中で仮眠をしてしまったのと、下道で行ったために15時に到着した。

焼肉セットや、ユッケジャンの温かい麺など誘惑も沢山あったのだが、最初の目的通り冷麺をオーダーした。

お値段は990円で、辛さが4つある。

一番辛いのが「激辛」という名前だったため、二番目に辛い「特辛」にしたのだが、辛いもの好きの我々からすると全く辛くなかった。

お酢を多めにして、唐辛子を追加して食べたが、コシの強いツルツルの麺がスープにからみ、すごく美味しかった。

盛岡冷麺といえば、今までは東北道のSAでしか食べたことがなく、毎回食べるたびに「韓国冷麺の方が美味しい、、、」と感じていたのだが、今回で認識がガラッと変わった。

今まで食べていた冷麺は一体何だったのか。

ただ、寒い冬に冷麺だけを食べたために体が冷え切った。

とはいえ冷麺は量が多く、焼肉セットなどにしなくて良かったと思う。

花巻:山の神温泉優香苑

体が冷えたのと、まだ時間があったため、下道を南下して花巻へ向かった。

山の神温泉に優香苑という温泉施設を見つけて行ってみることにした。

ホテルが管理している、比較的新しい日帰り温泉施設だ。

着いた頃には辺りはすっかり暗くなっていた。

Ph9.7のアルカリ性単純温泉の源泉掛け流しで、入浴料は800円。

とろみのある湯で、露天は庭園の雪見風呂。

湯がぬるいから、ゆっくりと雪を見ながら寛ぐことができた。

この旅で巡った温泉はどこも良い湯ながら、硫黄泉など肌がカサカサになりがちな酸性の湯が多かったため、旅の最後にアルカリ性の湯に入ることが出来て良かった。

湯上がりの肌はすべすべになった。

綺麗な施設なのでまた来たいし、今度は少し手前にある大沢温泉にも行って見たいと思う。

復路

この後は高速に乗り、長者原SAで網焼き牛タン定食を食べた。

これまた旅の締めくくりに相応しく、柔らかくて美味しかった。

この晩は那須高原SAまで進んで車中泊し、翌朝卵かけご飯「極み」を食べて帰ってきた。

我々史上、一番美味しいのが那須の卵だと思っている。

今回の旅は10年に一度という最強寒波の中の旅で、危険な目には遭わなかったが、風が強かったし寒かったと思う。

そのせいか、今までも何度か冬に北海道を旅したこともあるのだが、見たことのないような絶景の数々に出会うことができた。

結局、今年の流氷は例年より遅い到達で、我々が乗る予定だった流氷クルーズは、2月3日になってようやく流氷の始まりの薄い氷の群れを見ることができたとのこと。

いつ休みが取れる年が来るかはわからないが、今度はしっかり流氷に合わせて2月の半ば以降に北海道に行こうと思っている。

旅のルート

今回の旅の大まかなルート。

前半がこちら↓

北海道の折り返しがこちら↓

本州の帰路がこちら↓

コメント