ディフェンダー乗りのアイデンティティ

ディフェンダー

前回の記事で書いた通り、この週末は白馬で開催されたディフェンダーのイベントに行ってきた。

自分自身は新型も好きなのだが、世間では新型と旧型では全く違う車だという人が多いディフェンダー。

ところが今回、従来のディフェンダーに乗っている人と、新型ディフェンダーに乗っている人との大きな違いを目の当たりにし、

同じディフェンダーでも、新型と旧型では全く違う車なのだという事実を目の前に突きつけられることになった。

その大きな違いというのが、、、

新型ディフェンダーに乗っている人は旧型ディフェンダーを全く意識していない

ということ。

どういう意味かというと、従来からディフェンダーに乗っている”ディフェンダー乗り”は、街で他のディフェンダーに遭遇すると手を振ってお互いに挨拶を交わす

こだわって乗っている人が多いからか、特殊な仲間意識が強く、他のディフェンダーに会うとテンションが上がるのだ。

今回のイベント参加前に、白馬の道の駅で停車中に旧型ディフェンダーが通り過ぎたのだが、

お互いに「あ!ディフェンダー!!!」と認識して手を振り合った。

ところが、同じく新型ディフェンダーとも20台ほどとすれ違ったのに、新型を運転している人は、旧型に乗っている我々をチラリとすら見向きもしないのだ。

下手をしたら旧型ディフェンダーがそもそものディフェンダーなのだということを知らない人すら混じっているのではないかと疑ってしまうくらいに素っ気ない

まるで眼中にないというか、全く気づいていないのだ。

こうして”ディフェンダー乗り”と新型のドライバーの違いをマジマジと見せつけられ、

SNSやブログで自分たちの乗っている愛車のことを、いちいち「旧型」と断りを付けねばならない現状を鑑みると、

何だか急に「ディフェンダー」という名前を他の車に取られてしまったような寂しさすら覚えた。

”ディフェンダー乗り”であるという誇りや愛着を持ってディフェンダーに乗り、同じ仲間を見るとテンションがあがって手を振り合う、、、

今まで当たり前だったことが、まるで「古き良き時代」のようにも思えてくる。

ディフェンダーは新旧で全く違う車なのだという声が多い中、、、

ディフェンダーという名前は共通でも”ディフェンダー乗り”のアイデンティティは旧型ディフェンダー特有のものなのかもしれないと思った一日だった。

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