2022年末ディフェンダー車中泊:群馬のモツ煮と美肌温泉

ディフェンダー

今年最後の車中泊に出かけたのは年の瀬押し迫る27日。

出発直前まで、行き先も日程も未定だった。

準備をしながら、とりあえず静岡から上に上がって日本海側に出ようかという案に固まりかけ、

でも肘折温泉あたりにも行きたいよね、、、という迷いも出るような調子だった。

仕方がないので支度をして近所のマックにおもむき、ランチがてらに作戦会議をした結果、

とりあえずモツ煮を食べに行こう、ということになった。

みなかみ永井食堂のモツ煮

向かったのはみなかみにある永井食堂。

以前テレビか何かで見かけて依頼、いつか食べたいと思っていた。

なんだかやで、着いたのは16時過ぎ。

店内はカウンター席のみの質素な佇まいの食堂だった。

早速目当てのモツ煮定食をオーダー。

群馬に来ると高確率でモツ煮を食べている気がするが、どこもレベルは高め。

中でもこの食堂のモツ煮のレベルは高かった。

モツは柔らかく、もちろん一切の臭みなし。

具はシンプルに、たっぷりのモツと少量のこんにゃくのみ。

味付けは、しっかり濃厚なのだが濃すぎずない、丁度良い塩梅だった。

下の写真はコドラの分で半ライスだが、普通盛りだとご飯もボリュームがある。

これは美味しい。

また食べにきたい、と、食べながら思った。

このときは平日の16時で、早めの夕食となったのだが、我々が入ったときには空いていたのに、次々に車が入ってきて、すぐに店の外に列が出来た。

お土産を買って行く人もいて、さすが人気店だけのことはある。

コドラは大根やニンジンの入った方が好みだというが、自分はモツがメインのシンプルな方が好みだ。

しかも2人分で1150円とは!コスパまで最強だ。

猿ヶ京温泉いこいの湯

食事の後は久しぶりの温泉に向かうと、道中で日が暮れた。

水上辺りから道脇に雪はあったが、このあたりにしては例年になく雪が少ない。

猿ヶ京温泉は、幾度となく前を通っているのだが立ち寄ったことはなく、こちらも一度来たいと思っていた場所。

いこいの湯は、その猿ヶ京温泉にある、地元の共同浴場だ。

入浴料一人300円。

カルシウムナトリウム硫酸塩温泉の掛け流し。

入り口の機械で購入した券を、番台の箱の中に入れて入る。

平日の17時という時間帯のせいか、我々の他に客はなく、途中で1組入ってきただけだった。

施設は古いが綺麗に掃除されていて、内湯のみだが共同浴場にしては広めだった。

熱い湯だと聞いていた割りにそこまででもなく、42〜3度くらいだろうか。

無色でほぼ無臭なのだが柔らかい湯で、入ってすぐに泉質の良さを感じさせる。

湯に浸かった肌は、クレンジング効果により柔らかくなり、ツルスベになる。

コドラは湯上がりにしばらくすると、冬の家事でカサついていた手荒れがすっかり治ったと喜んでいた。

かなり上質の美肌の湯だったし、こちらもコスパが最強だ。

越後川口で車中泊

この後は、とりあえず山形で行ってみたい温泉に向かうことにしたのだが、湯沢や南魚沼を通り過ぎると、雪の少なさに驚いた。

道脇に立っている雪用のポールの1/4の高さまでしか雪が積もっていないのだ。

若干の違和感を覚えつつ、南魚沼を超えたところから高速に乗った。

本当は寺泊で朝食でもと思ったのだが、8時半から9時くらいにならないと開店しないようなので諦めて、朝食にありつけるよう、越後川口SAで寝ることにしたためだった。

この辺りには雪が積もっていたのだが、やはり寒くない。

気温は3度で、この晩の東京は0度の冷え込みだったから、むしろ東京の方が寒いくらいだ。

この晩はここで車中泊。

平日ということもあり、トラックが多かった。

車中で布団にくるまると、急に空気が冷たくなってきて、雨が降り出し、夜中には暴風が吹き荒れた。

予定を変更し帰宅

早朝4時半に目を覚ますと、緊急の用事の連絡が入っていたため、急遽旅行を取りやめて東京に戻ることになった。

このSAからはICの出入り口に行けるため、一旦越後湯沢ICを降り、Uターンして再び関越に乗った。

途中の赤城高原SAで朝食を食べたのだが、車の外に出た途端に凍える寒さだった。

新潟の朝の気温は3度で雨。

水上からは雨が雪に変わり、赤城高原では晴れていたが、氷点下の寒さだった。

このSAの朝定食にはモツ煮がついていた。

一方のコドラはモツ煮丼を頼んだため、2食連続でモツ煮という、図らずも結果的に「モツ煮の食べ比べ」となった。

食べ比べていなければここのモツ煮もレベルが高く、十分に美味しいと思うのだが、

  • 野生味あるモツ特有の旨みは臭みでもあり、抜け切れていない
  • こちらには歯触りの良いこんにゃくと、大根・にんじんが入っていたのだが、にんじんの味が立っていた
  • お値段が900円弱する

という気になる点があり、昨日の永井食堂のモツ煮のレベルの高さを再認識する結果となった。

朝食を食べ終えると辺りはすっかり明るくなっていて、途中で日の出を見ることができた。

上り線では年末年始の帰省ラッシュが始まっていた。

今回は結局、24時間にも満たない短い車中泊旅になったのだが、食事も温泉も満足度が高く、2022年の締めくくりとして良い旅になったと思う。

帰省の際の安全運転と、最近また流行しつつある感染症に注意しながら、良い年をお迎えください。

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