林道があると通りたくなる。
いろは坂を下ってから、林道を通って帰ることにした。
悪路は何度も通っているが、この林道は舗装はされているものの、廃れ、世間から忘れ去られているような寂しい道だった。
周りの木は荒れ果てて伸び放題(これはまぁ一般的だが)、落石や流木が道に飛び出し、土石や枯葉がすごかった。
林道の爽快感は感じられず、そこはかとなく愁いを感じさせるような道だった。
薄暗さも手伝い、気温は変わらないのに肌にひんやりと感じるようだった。
通り抜けるまでに30分くらいだったが一台もすれ違わなかったし、途中にかつての観光名所らしき滝と展望スペースがあったが、荒れ果て、木々で視界が遮られていた。
林道を抜けると我々がたまに訪れる、前日光つつじの湯の裏手に出た。
この旅最後の目的地として、入浴して帰ることにした。
いつもと変わらずさっぱりと開放的だったが、この日はおむつの取れていない赤ちゃん連れが入ってきたため、入れ替わりで急いででるはめになった。
いつも思うが、おむつが取れていない赤ちゃんを公共の浴場に入れる親は常識がないと思う。
自粛して欲しいものだ。
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