苫小牧 海天丸
苫小牧に着いた時にはとっぷりと日が暮れていた。
海鮮居酒屋が美味しそうだったのだが運転中のため、飲まなくても楽しめる回転寿司へ行くことにした。
選んだのは海天丸。
以前苫小牧で回転寿司に寄ったときには、正直あまり良い印象はなかったのだが、海天丸は割合と美味しかった。
最初は期待もせずに写真すら撮らずに食べていたのだが実はどれも美味しく、お味噌汁の岩のりが太くて大きくてびっくりした。
せっかくなら前回は時間的に行けなかったマルトマ食堂で朝ごはんを食べようということになり、すぐ目と鼻の先の港にあるキラキラ公園で車中泊することにした。
トイレは綺麗なのだが手洗い場の水が凍結して出なかった。
21時に就寝した時には氷点下10℃だった。
マルトマ食堂
翌朝は5時起床、まだ真っ暗だった。
夜中には氷点下14.7℃まで下がっていた。
前の晩には寒く感じたため、この晩はヒートテックを着て寝てみたところ、逆に暑いくらいだった。
ただ、頭カバーは必要で、息が冷たいため布団を口までかぶる必要がある。
寒冷地ではマスクをして寝たこともあるが、明日からはそうしようと思った。
マルトマ食堂の営業が朝5時からのところ、6時に着いた。
港にあって、車を停めるとすぐ真後ろが海だった。
店内は月曜ということもあって空いていた。
我々はマルトマ丼と有名なホッキカレーを頼んだ。
その他のメニューでは、定食などは600円くらいとお得。
ウニ丼やいくら丼もあって、値段は時価だ。
意外だったのは、「時価」というからには高いのかと思ったら、ウニ丼は他で食べるのと同じくらいかむしろ安いくらいのお値段で、いくら丼は期間限定で980円だった。
有名なホッキカレーは甘口で、ホッキも弾力があって美味だったが、とにかく量がすごくて2人前くらいある。
マルトマ丼も新鮮で美味しかった。
苫小牧といえばホッキと思っていたが、上に乗っているウニといくらも抜群に美味しかった。
大満足で外に出ると空が明るくなっていた。
漁に出る漁船がすぐ後ろで準備を始めていて、よくわからないまま他の車にならって車を停めてしまっていたが、邪魔していたら大変申し訳ないと思い、急いで出発した。
空が明るくなってきていて、車中泊した公園に戻ると海から水蒸気が上がっていた。
苫小牧から日高へ向かう途中で朝陽が登った。
川は凍結し、車の窓も凍てついていた。
太陽に向かって走った。
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