矢立峠の道の駅
財布を取り戻して一安心の我々だったが、この日訪れる筈だった不老不死温泉へ今から向かっても日が暮れてしまう。
不老不死温泉はこの旅の目的地の一つだったのだが、明るいうちに露天風呂に入るのが良さそうだから次の機会に出直すことにして、
今回は秋田との県境にある矢立峠の道の駅へ向かった。
矢立峠は、道の駅といっても峠にぽつんと佇む古い温泉ホテルがあるだけで、その駐車場にトイレが併設されて、道の駅と名乗っている、という感じの場所。
ただ、泥のような茶色をした極上の温泉が魅力で、我々が訪れるのはこれで3度目か4度目の筈だ。
16時半過ぎに道の駅へ着いた。
少ない雪が、駐車場からホテルの入り口までを氷の坂道に変えていて、慎重に歩く必要があった。
日帰り入浴は朝7時から21時まで、320円で入ることができる。
1階で入浴料を払い、エレベーターで上に上がり、昭和感溢れる古いホテル内を歩いて大浴場へ向かう。
寒い年の冬には大きな氷柱が窓から垂れ下がっているのが印象的だ。
我々が訪れる際にはいつも空いていて、悠々と湯船を独り占めして入れる印象だったのだが、
今回は時期と時間帯もあるのか混んでいて、赤ちゃんや小さい子供連ればかりだったのだか、何かイベントでもあったのだろうか。
露天は宿自慢のスタッフ手作りの湯船で、夜、星を眺めながらの入浴も一興だし、昼間の雪見風呂もまた赴き深い。
鉄分が多く、よく温まる塩化物泉の湯は、源泉は48.2度だが浴槽は42度。
湯上りの肌がすべすべになる。
消毒なしの掛け流しも魅力で、夏は一部加水あり。
レストランは、朝、昼、夜に分けて1日3度の営業で、いなにわうどん、きりたんぽ鍋など、秋田の郷土料理が食べられる。
しらなかったが年中無休だったようだ。
秋田で回転寿司
ゆっくり湯を楽しみ、17時半過ぎに再出発をして、秋田ではまだ食べたことのなかった回転寿司を食べに行くことにした。
車に戻ると日はすっかり暮れていて、気温は氷点下5度だった。
目指すは秋田市にある一丸鮨。
19時半過ぎに到着した。
席はあいているのだが店員さんがさばききれておらずに少し待った。
ネットの評価は普通で、コメントは賛否両論あったのだが、実際に食べてみるとどれも美味。
これで評価が普通とは、秋田の人は普段から新鮮な魚を沢山食べているということなのだろう。
色々堪能したが、特に、白子、ぶり、すずき、ひらめ、めばるが美味しかった。
食事を済ませて給油をすると、13.44km/Lと過去1の燃費だった。
食事をしながら翌朝の温泉を探したところ、乳頭温泉に良い湯をみつけたので行ってみることにして、途中の国道46号沿いにある協和の道の駅で、この晩は車中泊をした。
黒石から協和の道の駅までの行程
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