2日目の朝:阿武隈PA
2019年12月28日 土曜日
冬の車中泊の朝は後付けヒーターで車内が温まってから起き出す。
午前7時の時点で気温は零度。
空気が冷たいが雪は無かった。
このあたりが陸奥の始まりのようで、奥の細道の記念碑があった。
雲が多かったが合間から射す朝日が眩しかった。
7時半過ぎに出発して、早朝からやっている安積PAへ向かった。
進むにつれて雲が多くなり、辺りは一面、草木の乾燥した狐色に染まっている。
遠くの山にはうっすらと雪がかかっていた。
気温は上がって3度。温かい。
ここの朝定食は、卵納豆ご飯に、温かい蕎麦かうどんのついたセットだった。
ここから高湯温泉まではもう一息。
晴れているのに電光掲示板に「雪注意」の文字が出ていると思ったら、お天気雪だった。
福島西で高速を降りて下道を行く。
高湯温泉手間で給油をしたら、軽油なのに132円もして驚いた。
ガソリン高騰の影響だが、自分軽油史上ダントツの過去最高値じゃないだろうか。
高湯温泉あったか湯
高湯温泉は磐梯吾妻スカイライン手前にあるのだが、冬季はスカイラインは閉鎖されている。
我々が高湯温泉を訪れるのはこれが3度目。
1度目が安達屋、2度目はたまご湯、今回はあったか湯だ。
あったか湯は安達屋の前にある綺麗な日帰り入浴施設。
最初に高湯温泉を訪れた時に、実はあったか湯のロビーにまでは入ったのだが、
迷った末に安達屋に行ったため、あったか湯の温泉に入るのは今回が初めてだった。
貸し切り風呂もあるのだが、朝一は事前予約ができないと言われたためとりあえず向かった。
山道を進むにつれ、徐々に雪景色に包まれる。
朝は9時から営業のところ、9時20分に到着した。
入浴料は250円。
湯はpH2.7の硫黄泉の掛け流し。
源泉は50°だが、木の筒を流れてくる間に42度まで下がる仕組みのようだ。
結局貸切風呂には入らなかったが、大浴場にも先客は1人しかおらず空いていた。
ガスが出るため露天のみの造りで、湯船までは冷えた石で足が冷たかった。
注ぎ口付近にぷくぷくと泡が出ていると思ったらそれが硫化水素ガスで、危険だから少し離れて入るように貼り紙がしてあった。
湯はエメラルドグリーンの白濁で、硫黄臭が強いのも良かった。
雪がハラハラと舞う中で入るには硫黄泉が良く似合う。
旅の第一目的の湯をゆっくり堪能することができた。
我々が湯から上がると入れ違いで何組か入っていって、湯船が狭めだったため混む前に入れて丁度タイミングも良かったようだ。
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