梅雨の三重→和歌山旅 6 早朝の三段壁・千畳敷

千畳敷2019梅雨の三重

三段壁

連休中日の日曜日は朝5時半に起きた。

雨は上がっていた。

気温は決して高くはなかったのだが、一晩中蒸し暑くてよく眠れなかった。

せっかく朝早く起きたので、観光客で賑わう前に観光を済ませることにした。

まずは地理的に一番近い三段壁へ行ってみた。

向かう途中、海から水煙が上がっているのが見えた。

三段壁の駐車場はまだガラガラで、辺りには人の姿もなかった。

土産物屋の店先ではイカを焼き始めていて、香ばしい香りが漂っていた。

朝一で訪れたのは大正解で、断崖絶壁のこの景色を2人占めだった。

海の色が霞んだ水色をしていた。

海の上の遠くの空が霞んで見えていたこともあり、幻想的な景色だった。

ただ、一つだけ誤算があり、、、

洞窟観光の営業時間にはまだ早く、出直してくる必要があることだった。

千畳敷

続いて千畳敷へ。

こちらも早朝のため人は少なく、ゆっくり見物することができた。

この千畳敷の景色は想像を遥かに超えて見応えがあり、

最初は上から少し眺めるくらいのつもりだったのだが、気づくと結局、岩の端から端までを散策して歩いていた。

岩には自然の作り出した不思議な模様が描かれていた。

千畳敷

駐車場に「落書き禁止」という看板があったのだが、なるほど、岩を掘って沢山の落書きがされていた。

石に囲まれた景色は、どこか知らない南米の国にでもいるようだ。

千畳敷

岩は波に侵食され、複雑な層を作り出していた。

この日は波が高く、岩にぶつかっては高く舞い上がって迫力があった。

見応えのある景色を存分に楽しんでから車に戻ると、いつの間にやら40分も時間が経っていた。

崎の湯で朝風呂

それでも時刻はまだ8時15分前。

近くにある崎の湯で朝風呂に入ることにした。

ここは波打ち際に露天風呂があるだけの簡素な施設で、朝は7時から営業している。

入浴料は1人500円。

海に近い湯船は後ろにあるホテルから丸見えだったため、寄せては散る波を見下ろしながら入ることのできる、一番上の湯船に入った。

丁度入れ違いで露天風呂を独り占め出来たのだが、残念ながらここは写真撮影禁止。

カメラや携帯の持ち込みも禁止だった。

湯は硫黄の香りのする塩化物泉で源泉掛け流し。

温泉の成分で注ぎ口が白く固まり、塩っぱくて海水のようにベタつく感じもしたが、とても良い湯でもあった。

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