バーベキューの買い出し
志摩オートキャンプ場は、志摩半島の一番南の先にある。
高速を降りてからは木漏れ日の射す川沿いの道を走った。
まずは途中にある丸義鮮魚店という魚屋さんでバーベキュー用の海鮮を買い出し。
伊勢海老に大アサリ、五色貝を購入した。
近くのスーパーで肉や野菜を買い足し、キャンプ場についたのは16時半だった。
志摩オートキャンプ場
志摩オートキャンプ場は小さなキャンプ場で、キャンピングトレーラーの他にも、ロッジ、貸し出しのテントサイト、通常のキャンプサイトがあり、手入れの行き届いた綺麗なところだった。
チェックインをすると、なんとこの日の利用客は我々一組のみ。
いつもは21時までいる管理人も、この日は18時でいなくなり、場内の灯りは22時で消灯されるという。
嬉しいような、、、寂しいような、、、。
我々が泊まった、常設のキャンピングトレーラーのあるサイトからは海が見えた。
キャンピングトレーラーというよりは、キャンピングトレーラーを使ったロッジのような感じで、
所謂トレーラーハウスになっていた。
中にはキッチンとバス、トイレが作りつけてあり、ベッドの代わりに畳が敷かれていた。
想像とは違ったが、トイレと水道がトレーラーハウスの中にあるのは有難い。
小さな焚き火台は持っていたのだが、貸し出しのバーベキューコンロは2000円で、
洗わずに返して良いというから借りてみた。
明るいうちに薪を使って炭に火をつけた。
まずは、大アサリ、五色貝、野菜を焼いた。
五色貝は色が綺麗で気に入って買ったのだが、ホタテのような味で美味しかった。
メザシは魚屋さんでおまけでもらった。
今回のバーベキューのメインはこの伊勢海老のつもりだったのだが、
豪華な食材だとはいえ味は淡白だし、やっぱり牛肉がないと物足りないと感じてしまう。
我が家では、自宅や実家のウッドデッキでたまに海鮮バーベキューをするのだが、
やっぱり牛肉もセットで用意するものなあ。
食後は余った薪でキャンプファイヤーだ。
薪は香りからすると杉のようだった。
炭はブランド炭で品質改良されているのだろう。
持ちがよく、火がつくと中まで綺麗に橙色に発色した。
夕暮れ時の海の色は空の色に近づいてゆき、海と空との境界線が曖昧に見えた。
緑の香りが清々しく、聞こえてくるのは鶯の囀りと波の音。
あまりに静かで人気もなく、誰もいない孤島にでもいるようで心細くなる。
時折海沿いの道を車が通ると、なんだか少しホッとした。
日の入りは19時5分。
日が暮れると半袖では少し肌寒いくらいだった。
蝉の鳴き声が暗闇の中で聞こえ始め、火の粉がパチパチと音を立てた。
誰もいない夜のキャンプ場はひっそりとして寂しいが、その分綺麗でもあった。
灯りの消えないうちにゴミを出しに行くと、管理人室の壁にクワガタを発見した。
この晩は21時半に就寝した。
畳のためトレーラー感は薄かったのだが、
誰もいない知らない土地で、鍵が掛かり、壁があるのは安心感があるし、何より室内にトイレがついているというのは大きかった。
※今回お世話になった丸義鮮魚店さんと志摩オートキャンプ場はコチラ↓
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