その土地のお惣菜も旅の醍醐味
海辺の国道を那智の滝へ向かった。
お昼には途中の道の駅でお惣菜を買って車の中で食べた。
この辺りの名物のめはり寿司、さんまの押し寿司、五色貝の炊き込みご飯のおにぎり。
見た目は地味だが味は良かった。
那智の滝
食後に三重から和歌山まで一気に移動し、那智に到着したのは13時半。
鳥居を通り過ぎ、奥にある観光駐車場に車を停めた。
前回夜に訪れた際には真っ暗で何も見えなかったのだが、昼間は車道からでも滝が見えていた。
この辺りの夜の景色ときたら、人っ子一人見当たらずに閑散としていて、
商店街もシャッターを下ろし、辺り全体が薄暗く、
異次元の世界にでも迷い込んだのかと思うほど、一種異様にも思える独特の世界観を醸し出していたのだが、、、
昼間は大勢の観光客で賑わっていた。
観光駐車場から長い石段を登り、まずは滝を上から眺めることにした。
長くて急な階段だったが、途中に昔ながらのお土産屋さんやカフェが立ち並び、民家もあった。
この日は薄曇りで湿気が多く、階段を上がりきるころには大量の汗をかいていた。
ようやく登り切ると、まるでご褒美のような光景が我々を待ち構えていた。
有名な3重の塔と滝のコラボはまさに圧巻だ。
うーむ、、、絵になる。
こんなに離れた場所にまで滝の音が聞こえていることも、その迫力を肌で感じることができる要員の一つなのだろう。
さすが日本三大名滝の一つで、高さ、水量ともに日本一というだけのことはある。
塔は展望台になっていて、拝観料を払うと中へ入ることが出来た。
展望台からの滝はこんな感じで、やはり迫力満点だ。
遠くから眺めた後は、やはり真下から見てみたくなる。
長くて急な石段を下り、神社へ向かった。
降り切ると鳥居の手前の車道に出た。
鳥居をくぐり、また石段を降る。
ついに目の前に滝が現れた。
この辺りで雨がパラつき始めていたが、直近に迫る壮大な滝に見惚れて気にならなかった。
翌日はこの滝で祭りがあるらしく、その準備が進められていた。
祭りの間は通行規制されるらしいから、1日遅ければまた滝を見られずに帰らねばならないところだった。
滝の一番近くへ行くには拝観料を払う必要がある。
我々はもちろん拝観料を払って中へ。
入り口を入るとすぐに滝水があった。
延命とあったので一口御利益を別けて頂いた。
目の前に見上げる滝は大迫力で、勢い良く水しぶきを上げていた。
この頃から雨が本格的に降り始め、次第にゲリラ豪雨のような大雨になっていった。
「晴れ女のこどらといて大雨なんて珍しい」
と言うと、
「逆にいうと、雨の降る時間が、アタシがいたからこそ少しずれたのかもよ」
と楽天的なことを言うこどら。
でも確かに、駐車場へ戻る道すがらに後ろを振り向くと、滝は濃い霧に隠れてすっかり見えなくなっていたから、
雨の降るタイミングが少しでもずれていたら、三重の塔からの絶景は見られないところだった。
車に戻った時には二人とも全身びしょ濡れになっていた。
予定ではこの後、近くにある勝浦温泉の洞窟風呂へ行こうとしていたのだが、現在改装中で入ることができないという。
港にある共同風呂に回ってみたが駐車場がなく、有料の駐車場に停めようとすると少し距離がある。
せっかくお風呂に入ってさっぱりしたあとに、再び雨の中を歩くのもイマイチだし、、、
迷った末に、もう少し先にある きよもん湯 へ行ってみることにした。
※那智の滝からきよもん湯までの位置情報はコチラ↓
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