令和元年5月3日12時
さて、今日のお昼はどうするか。
山陽に来たからには牡蠣。
牡蠣好きならば、一度は訪れてみたいのが牡蠣小屋だ。
ネットで道すがらの牡蠣小屋を探すと、下道で1時間半程の岡山の瀬戸内市に、良さそうな牡蠣小屋を見つけて行ってみることにした。
県道397号ブルーラインを通ったのだが、先まで見通せる真っ直ぐな道があったり、緩やかな緑溢れるワインディングの山道だったりと、ドライブに気持ちの良い道だった。
牡蠣小屋は稲荷丸というところで、小さな港町にあった。
この旅で初めて、潮の香りがした。
我々が到着したのは13時半で、お昼時に来た一陣がちょうど帰る時間帯で空いていた。
稲荷丸では、60分、一人2600円で焼き牡蠣が食べ放題だった。
目の前に大量の牡蠣が網にかけられ、焼けるのを待つ。
牡蠣が口を開けも我慢して、表面が白く乾いたらようやく焼き上がり。
左手に軍手をはめて牡蠣を掴み、右手の貝開きで殻を開ける。
アツアツのプリプリで、牡蠣の味が濃かった。
ポン酢とレモンでサッパリ食べるため、パクパクと食べれてしまう。
しばらくして味が淡白で物足りなくなってきたのでマヨポンに切り替えた。
脇の籠の中に牡蠣が入っていて、自分で追加して焼いて食べることができる。
残念ながら生牡蠣はなかったが、スルメイカとおにぎり、カキの味噌汁がついていた。
気付くと、我々が食べた後の牡蠣の殻がこんなにたくさん溜まっていた。
あまりの美味しさに、ついつい大量に食べ過ぎてしまった我々、
店を出て車を走らせてから途端に気持ちが悪くなってしまった。
いくら美味しいからと言って何でも食べ過ぎると気持ち悪くなるものだし、
そもそも美味しいものを美味しく味わうには、もう少し食べたいくらいでやめておくのが一番良いのだ。
日差しが暑く夏日のようだったが、気温は22度と意外に高くなかった。
近くの道の駅では、青い空に鯉のぼりがなびいていた。
備前から兵庫赤穂へ国道250号で抜けた。
瀬戸内海には陽射しが反射して眩しかった。
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