春の夜の夢のごとし伊豆ドライブ:魚河岸鮨と桜

ディフェンダー

先週の土曜日、教習所で検定試験を受けたあと、4時に自宅を出発して車中泊に出かけた。

行き先はまたかと言われそうだが伊豆。

どうしても美味しい海鮮が食べたかったから、たまに行く三島の回転寿司へ向かった。

今回は買ったばかりのGoProもあるし、何か楽しい映像を撮りたいという、ぼんやりとした目的もあった。

まずは足柄SAで高速の映像を撮るため、車体にGoProを取り付けることにした。

少し撮るだけですぐに充電切れになるためバッテリーを変えた。

念のため防水カバーをつけて、サクションキャップという吸盤を取り付ける。

車体に貼り付けて、カメラの位置を確認。

運転席から見るとこんな感じ。

後は携帯からリモートで操作できる。

取り付けている最中も、取り付けたまま信号などで止まっている間も、色んな人からガン見されるのが若干恥ずかしい。

目的地はたまに行く沼津魚がし鮨。

ネタが大きくて新鮮。

お値段は普通にするが満足感があるし、我々が行く週末には行列が出来ている。

この日も18時過ぎについたのだが既に店の中には順番を待つ沢山のお客さんの姿が。

何より駐車場が満車で、誰かが出てこないと車も停められない状態だった。

結局30分ちょい待って席につけた。

この日のおすすめは、かつお、活きホッキ貝、銀ダラ、寒ブリ、おしつけ、シマアジなどなど。

銀ダラはこりこりで甘く、寒ブリには脂が乗っていて、シマアジはトロトロだった。

おしつけというのは初めて食べたが、脂の乗った白身魚でアブラボウズともいうらしい。

食感はこりこりに近いのだが銀ダラよりは弱く、脂も乗っているのだが寒ブリより弱い。

出てくるタイミングは選べないから仕方ないが、おしつけを先に食べたら旨みを堪能できたのではないかと思う。

そのほかにも地物や定番を注文して大満足。

食事の後、長岡にある共同浴場に向かった。

駐車場がないため市役所に停めろと書いてあったのだが、その市役所まではかなりの距離があった。

しかも営業は21時までなのだが入館は20時までという噂もあった。

すでに時刻は20時を15分ほど過ぎていたから、立ち寄るのは諦めて、この晩車中泊をするつもりでいた、伊豆のへそ道の駅へ向かった。

河津桜とミモザと思しき木が、夜空にカラフルな花を満開に咲かせていた。

明るいし車中泊の車も結構いて、どこに停めようかと迷っていると、ふと翌日が雨だということに気がついた。

日曜に降られると、濡れたままガレージに車を入れることになり、月曜からまた仕事が忙しくなるため、しばらく洗車できなくなる可能性があることに思い当たった。

で、結局、車中泊をとりやめて帰ることにした。

夜景が見えるかもしれないからと伊豆スカイラインを通ってみたが、街灯もない山道は想像以上に真っ暗だった。

しばらくして眼下に夜景が見えたが、車外に出て夜景をカメラに収めている間に、野犬でも出そうだ。

時間的には21時過ぎと、夜中ではなかったため、まだ走り屋はいなかったし、意外と他の車とも行き違った。

箱根から御殿場へ抜けて高速に乗り、足柄SAでさしみかまぼこと田丸屋のわさび漬けを買い込み、日付をまたいだ午前0時過ぎに自宅に着いた。

白ワインを開けてささやかな自宅晩酌。

さしみかまぼこは蒟蒻に近い食感で瑞々しく、

ほんのりとかまぼこの風味がして、桜の葉の塩漬けとアオサの香りが、主張し過ぎず丁度良かった。

一足早い春の味覚だ。

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