小野川温泉 河鹿荘
12月30日の夜は山形の小野川温泉の河鹿荘に泊まることにしていた。
小野川温泉は小野小町ゆかりの温泉だ。
街には上杉謙信を祀る上杉神社や、近くにはスキー場がある。
尼湯という共同浴場もあったが、今回は立ち寄らなかった。
宿に着き、ロビーのソファーでアツアツで美味しい玉こんにゃくを頂きながら、
チェックインを済ませたのが午後の4時。
宿は古いが所々改装されていて、所謂 昭和の香り漂う旅館だった。
我々の部屋は二間続きの角部屋で広かった。
窓には氷柱が垂れ下がり、庭の池は凍っていた。
お風呂は男女入れ替えで、一階と二階に別れて2箇所あり、二階の湯には露天があった。
この旅館の湯は塩化物泉の掛け流しだ。
貸切風呂は予約制なのだが、当日は既に埋まっていて、翌朝8時半から予約した。
少しゆっくりしてから夕食前に軽く温泉に浸かった。
湯は柔らかく、硫黄の香りがした。
夕食はなんとも豪華で、前菜から全てが美味しかった。
エシャロットの生ハム巻きが美味しくて、自宅でも真似をしたいと思った。
本来あまり好きではない煮物も美味しかったし、お米がポップコーンのように弾けた稲穂揚げが見た目も印象的だった。
美食には地ビールと地酒がよく似合う。
我々の食事は米沢牛三昧のコースで、しゃぶしゃぶとステーキ、ローストビーフ付き。
やはりなんといっても米沢牛が美味しい。
米沢牛とは、これらの↓条件をクリアしたブランド牛で、
口の中で脂がとける、柔らかくて甘い肉だった。
山形米のご飯もツヤツヤで美味しかった。
量が多く、デザートまで食べ切ることはできなかったが、食事の最後には和栗のババロアが出てきたので少しだけ食べた。
お風呂は夜8時に男女が入れ替わるため、寝る前にもう一方の湯舟に行って、テレビで年末の歌番組を見てから就寝した。
この日1日で温泉に入った回数は5回と、過去最多記録になった。
旅館の朝
2018.12.31
夜の間に雪が降り、積もっていた。
起き抜けに温泉に入って身支度を整え、7時半に朝食を食べに食堂へ降りた。
朝食も、昨晩の夕食と同じ会場で、バイキング形式だった。
和食が中心で山形名物も揃っていた。
この宿は何と言っても食べ物が美味しかった。
帰りかけた時に女将が挨拶に来てくれたことも、旅館ならではのおもてなしを受けた感じがしてとても良かった。
女将の話によれば、今年は雪が少なく、豪雪地帯なのにどうなるのやらと心配していたところ、年末の2週間でようやくここまで降り積もったのだという。
食事の後ロービーでコーヒーの無料サービスがあり、少しゆっくりしてから、8時半に予約していた家族風呂に入り、10時半前にチェックアウトを済ませた。
外の離れには小屋があり、足湯と飲泉があったのだが、なんとも趣きのある小屋だった。
飲泉の味はしょっぱくて不味かったが、お腹や健康に良いという。
女将や仲居さんが手を振って見送ってくれる中、宿を後にした。
この宿は仲居さんに外国人が多かったが、外国からの観光客も多いのだろうか。
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