フェリーまでの時間
2018.9.21 午前9時半
ホテルをチェックアウトして、まずはフェリーの乗船手続きを済ませた。
本州での移動距離を考えて、この日12時発の便を、前日の夜に赤煉瓦倉庫のビアホールから予約していた。
我々はこの休み中にディフェンダーを取りに習志野へ行かねばならない。
そのせいでどうも焦っていたのか、うっかり予定より一日早く函館に戻ってきてしまった。
あと一日あれば富良野と美瑛にも行けたのにね、、、と言い合ったが、今更戻るのも大変だし、この日にフェリーに乗って本州に戻ることにしたのだった。
乗船手続きの後は、
この旅で幌が壊れていたため、何はともあれまずは急ぎコンビニに向かって瞬間接着剤を買ってから、
その足で、前から気になりつつも行ったことのなかったラッキーピエロにハンバーガーを買いに行った。
このラッキーピエロ、函館にはこんなに沢山の店舗がある。
いざ店内に足を踏み入れて、ビックリ。
てっきりハンバーガーショップなのかと思っていたのだが、実際にはファミレスだった。
カウンターでお金を払い、ハンバーグ定食などを席で食べられる。
まだ午前中だというのに結構人が入っていて、皆、揃いも揃ってガッツリと肉を食べていた。
我々はフェリーで食べる用にハンバーガーとポテト、暑かったためアイスコーヒーをテイクアウトした。
フェリーターミナルに戻り、列に並んでいる間に幌を直した。
幌を開閉する時の引っ掛かりの部品が折れてしまったのだ。
一時凌ぎの応急処置ではあったが、取り敢えずは修復できた。
結局フェリーに乗り込むまでに1時間ほど並んだ。
実は我々、この日の宿はまだ何も考えていなかった。
フェリーではインターネットが繋がらなくなるから、待ち時間にかなりのバタバタで決めて、
前回ディフェンダーの不調で行けなかった岩手の浄土ヶ浜に寄ることにして、
取り敢えず花巻温泉の宿を予約した。
ラッキーピエロのハンバーガー
こんな昼間にフェリーに乗るのは初めてだ。
いつもは夜だから寝袋を持ち込んだりするのだが、今回は手ぶらに近かった。
大部屋は一部、団体の小学生で貸し切り、
食堂ではアジア人観光客が大騒ぎしていたため、通路の椅子に座った。
乗り込んですぐに、先ほど買っておいたラッキーピエロのハンバーガーを食べたのだが、期待以上の美味しさだった。
事前に人からは
「都内で食べる少し高級感のあるアメリカ系のハンバーガーとモスバーガーの中間」
と聞いていたのだが、それ以上だった。
お値段帯は大体500円以下なのだが、この値段でこのクオリティとは驚きだ。
日本のハンバーガーだから柔らかいのだが、一般的なファーストフードとは違ってパテがちゃんとしたハンバーグだった。
次回は是非、お店でハンバーグを食べてみようと思う。
フェリー出港と本州上陸
12時に定刻通りにフェリーが出た。
デッキで出港を見守る。
もくもくと真っ黒な煙が上がった。
船は旋回して湾の外へ向かう。
函館の街が徐々に遠ざかっていく。
船内には団体の小学生とアジア人観光客を除くと、乗客が少ない感じだった。
小学生は部屋の中では元気だったが、部屋の外では走らないし騒がない。
考えてみると日本人は小さな頃から「騒ぐと周りの迷惑になるから静かに」と繰り返し教えられて育っているから、行儀が良いのかもしれない。
青森に着く前に小粒の雨が少量パラついたが、陸につくと曇りだった。
定刻の15時45分には到着した。
気温は23度。東北道で花巻温泉を目指す。
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