十勝岳温泉へ向かうと徐々に雪が深くなり、一面真っ白の雪の世界になる。
キタキツネに遭遇した。
誤ってひいてしまわないように通り過ぎるのを待った。
カミホロ壮に到着したのは10時半。
お風呂は11時からなので30分程館内で待たせてもらった。
入浴料600円。硫酸塩泉の掛け流し。強酸性だ。
秋に訪れて景色が最高だったため、冬にも来たいと思っていたのだ。
一番乗りで独り占めだった。
内風呂は総木造りで、湯船に使われている木材はイチイ材というらしい。
入った瞬間に木の香りに癒される。
露天からは雪に覆われた真っ白な木々が見渡せ、霧が晴れたり、かかったりする流れを目にすることが出来る。
浴槽の縁に積もった雪は結晶を作って重なっていた。
ちらちら舞う粉雪が湯船に吹き込んでくる。
仄かに鉄の匂いがして、本来は酸性温泉は好み的には好きではないのだが、
それにも増して、この温泉は我々の知る中で最高ランクの温泉だった。
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