最強寒波のホワイトアウト
富良野から山道へ入ると雪が舞い始めた。
最初は北海道らしいパウダースノーだったが、そのうちに塊の雪になり、日が暮れてからは街灯がないためホワイトアウトになった。
とはいえ本物のホワイトアウトには以前山形の肘折で遭遇したことがあり、その時には昼間なのに本当に世界が真っ白で何も見えなかった。
今回はそこまでの感じではなかったが、それにしても前が見えないし、道がよくわからない。
幸い国道で車の量が多く、前を行く車の後を追うことができた。
1時間以上この状態で走ったのだが、下手をすると平衡感覚がおかしくなりそうだった。
苫小牧フェリー
富良野からは3時間ほどで苫小牧に到着した。
苫小牧からは21時15分発のフェリーに乗ることにしていた。
フェリー乗り場に着いたのは19時15分だったのだが、すぐに搭乗の列に並ばないといけないと言われた。
車ですぐの街まで戻って回転寿司で持ち帰りのセットでも買ってくる予定にしていたのだが、時間がなくなってしまった。
仕方なく売店を見てみたが駅弁のようなものはなく、唯一あったのが寿司屋。
観光地価格で高価だったのだが選択肢がなく、握りのセットとチラシを買って乗り込んだ。
苫小牧ー八戸のフェリーは、同乗者は別に歩いて搭乗になる。
19時半の時点ですぐに並ぶように言われた割りに搭乗は20時10分過ぎ、混んでいると言われたのに、この日の一般車両は6台だけだった。
実はこの日、本当は2等で帰るつもりだったのだが、今はコロナで自分の席でしか飲食ができないといわれ、それはあまりにイマイチだったので特別室を取った。
フェリー内には浴場もあるが7時間の長旅だが個室でない場合には洋服のまま眠ることになるのも疲れが取れない。
ちなみにこの特別室は今回で2回目なのだが、まるでホテルのような部屋だ。
1等でも個室なのだが2段ベットで、特別室と一人3000円しか違わない。
ただ、0時の便にはビューシートがあり、そこだとBOXシートのようになっていて、2人で利用できる半個室のような感じに見えたので、次回はそこにしてみようと思っている。
乗って直ぐに、テーブルでお寿司と流氷ドラフトを広げて乾杯した。
7時間は起きていれば長いが、眠るにはそこまで時間がないため、22時に就寝した。
最強寒波の影響で、北海道を離れるまでは船が大きく揺れた。
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