今年のシルバーウィークには、我々にとって旅先47都道府県目になる沖縄県を旅行してきた。
失効するマイルを交換する必要があったため飛行機で移動したものの、
これで日本の全都道府県を車旅で制覇(沖縄はレンタカーだがおまけで)したことになる。
今回の旅、、、台風16号(結局発生しなかったが)と17号の合間を縫った旅でもあった。
羽田から那覇へ
2019年9月16日
朝5時に起きて気象情報を確認した。
数日前から台風16号の発生が危ぶまれていたからだ。
結局台風になることはなく、夜中に降った大雨も落ち着きを見せていた。
とはいえ、雨天の気温22度は肌寒い。
羽田へ到着してチェックインを済ませる。
驚いたことにチェックインだけでなく荷物を預ける有人カウンターまでなくなっていた。
旅客が自分で機械に荷物を乗せてタグを付ける仕組みになっていた。
機械化は自然の流れかもしれないが、人間の仕事は減るし、お年寄りは大変そうだ。
手荷物保安検査では、前の人が
「ハサミとカッターとドリルが入っているので出してください」
と言われていてビックリ。
40代だろうか、私服の男性が、仕事にも使いそうな黒いカバンから注意された危険物を取り出していた。
仕事か何かで使う道具なのだろうけど、同じ便じゃないことを祈るばかりだ。
この日、千葉では雨風が強まるとニュースがあったが、羽田では雨は弱くなっていた。
沖縄便は赤ちゃん連れが多く、離陸から着陸まで、こぞって泣き叫んでの大合唱にはさすがに驚いた。
羽田那覇間のフライトは2時間半。
最初は伊勢志摩が眼下に見えたりしていたが、そのうち海の上を飛び、ふと気がつくと魚の形の島が見えたのだが、これは何島なのだろうか。
奄美大島の上空までくると、浮かんでいる雲がまだ真夏の入道雲だった。
那覇の上空から見る海は青く、珊瑚礁が広がっていた。
那覇には定刻より早い11時15分に着いた。
気温は31度、晴れ。蒸し暑い真夏に逆戻りだ。
沖縄での相棒は写真一番右のプロボックス。
レンタカー屋さんの自販機にはさんぴん茶やシークワーサージュースと言った沖縄らしい飲料水が並んでいた。
石嶺食堂
レンタカーを借りたら、まずはランチに首里エリアへ向かう。
モノレールが走っていて、道端には南国の花が咲いていた。
安室奈美恵引退から丁度一年だったようで、至る所でポスターを見かけたが、書かれている文字が沖縄の方言で、意味が理解できなかった。
古くて低めのコンクリートの建物が多く、オレンジの瓦とシーサーが沖縄感を出していたが、それがなければどこか東南アジアにでも来ているような感じだった。
ネットで調べた石嶺食堂へ入ってみた。
道を挟んで向かいに駐車場があり、車5台くらいのスペースがあった。
古い建物で趣きがある。
ランチの惣菜は食べ放題で、石嶺蕎麦という、ラフテー、てびち、ソーキの乗った沖縄蕎麦を頼んだ。
汁はシンプルだが島唐辛子を入れると丁度の味付けで、肉がトロトロでプルプルだった。
首里城
食事の後で首里城へ。
駐車場は3時間までで320円。混んでいて入るまでに少し並んだ。
途中までは無料で行けるが、有料区域に入るには820円かかる。
いくつもの城門があるのが特徴的に感じたが、中には世界遺産の門まであった。
守り神シーサーも鎮座。
正殿は木造で、艶やかな朱色だ。
手前右の建物から中に入ると木の良い香りがした。
沖縄は蒸し暑く、歩くと汗が滲んだが、熱帯低気圧の影響で風が強かったためまだ良かった。
首里城は、想像ではだだっ広い丘の上に悠々と聳え立っているように思っていたのだが、階段も多く意外にこじんまりとしていた。
高台から見下ろすと近代的な街並みがすぐ側に広がっていた。
敷地内には写真でしか見たことのない珍しい木が生えていた。
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