ハノイには昼過ぎに到着した。
ここで一泊し、翌朝旅のメイン目的地であるニャチャンに向かう旅程だ。
ハノイ空港から市内まではホテルに送迎を頼んでいた。
一台往復38ドル。ドライバーには英語は通じない。
40分の距離だからベトナムにしたら割高かもしれないが、安全性とトラブルを考えれば一番無難な移動手段だろう。
ベトナムは四年ぶりだが、ハノイを訪れたのはこれが初めて。
街に近づくにつれ原付バイクが増えていく。
二人乗りで奇抜なデザインの布のマスクという、独特なスタイルだ。
交通ルールはないに等しいが、車は慣れた様子でクラクションを鳴らしながらバイクと並走する。
14時少し前にホテルへ到着。
ホテルは旧市街の湖の近くにある、リーズナブルなホテルを選んだ。
ホテルドットコムで予約した1泊1部屋8000円くらいのハノイパールホテルだ。
チェックインを済ませて早速街を散策する。
街の雑踏にこどらが驚く。
道は凸凹で信号がなかったり、あったとしても交通ルールなど関係ないから、車とバイクの間を縫ってタイミング良く横断しなければいけない。
社会主義国の仕組みはよくわからないが、平日昼間でもたくさんの人が露店に座っている。
バイクはまるで自転車のように乗られていて、歩道を走ってくるし、歩道に停めて道を塞いだりしている。
みんながクラクションを鳴らしながら走るためうるさいし、排気ガス臭い。
これぞ東南アジア独特の喧騒だ。
低温サウナに入っているかのような蒸し暑さで、歩くと全身にじっとりと汗をかく。
早めの夕食は地元民にも観光客にも人気という市場村で。
カンコンのニンニク炒め、フォー、蒸し春巻き、蒸し海老などを頼んだが、ベトナムビールとの相性が抜群だ。
値段も3000円くらいとリーズナブルだった。
日が暮れてから、ホテルに戻る前に綺麗目のバーに入った。
ほろ酔いのまま湖べりを散歩した。
昼間は灰色の目立つ街だと思ったのだが、夜になるとカラフルだった。
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