電信屋跡
2019年9月19日
朝はゆっくり目に起きて支度し、朝食を食べた後、ホテルを10時に出て島一周ドライブへ出かけた。
この日の朝はパラセーリングを予約していたのだが、強風のためキャンセルになってしまったからだ。
でもよくよく考えてみたら、我々の旅はいつも車なのだから、石垣島をドライブする方が自分たちの旅スタイルにもあっているし、結果的に正解だったのだと思う。
時計回りで島の北端を目指す。
海沿いの道から山道に入ると、野生なのかヤギがいた。
赤崎手間の絶景スポットは、ウェディングフォトの人気スポットらしい。
草が一斉に強風にたなびいている姿はなかなか見応えがあった。
少し進むと「電信屋」の看板が。
前日の青の洞窟ツアーで通った時から気になっていた。
舗装されていない凸凹道を進んでみると、何やら丘に枯れ木が積まれてモニュメントのようになっていた。
その先で道が狭くなっていた。
レンタカーを借りるときに引っ掻きキズがたくさんあって、
「石垣島は道が狭いため多少のキズは構いません」
と言われていたから、気にせず進んでみると古い建物が現れた。
海底電信陸揚室の跡らしい。
よく見ると弾丸の跡があり、戦争の痕跡が残っていた。
すぐ後ろは海になっていて、草むらを抜けると綺麗なビーチがあった。
砂浜では正装したカップルがウェディングフォトを撮影していた。
遠くの空がどす暗く、嵐になりそうな雲行きだった。
撮影の邪魔をしては申し訳ないため早々に引き上げた。
ダイビングをした大崎のビーチにも立ち寄って前日には撮れなかった景色を写真に撮ろうかと思ったのだが、地元のダイビングツアーのバンが所狭しと停められていたため止めておいた。
午前のツアーだとこんなに混み合っているのかと思うと、午後のツアーに参加してよかったとつくづく感じた。
御神崎とカンムリワシ
御神崎という場所があったので行ってみると、灯台があって展望台になっていた。
兎にも角にも風がすごくて飛ばされそうで、青い波が岩場に高く打ちつけていた。
高台にいたのに強風でメガネに塩水が飛んでいた。
山道を進んでいると、国の特別天然記念物のカンムリワシに遭遇。
結構な近さまで近づいたが、逃げる気配もなく堂々としていた。
川平湾
次に立ち寄ったのは川平湾で、ここが島唯一のミシュラン三つ星だという。
確かにダントツの綺麗さだった。
エメラルドグリーンの海に白い砂浜。
流れが速いためここでは泳げないようだが、グラスボートという、底がガラスになっている観光船が出ていて、船の中から珊瑚礁や熱帯魚を観ることができるのだが、、、
丁度この頃熱帯低気圧が台風に変わり、、、
風がすごいためグラスボートは沖に停留されていて、最後のボートが戻ってきたところだった。
嘉とそば:海老そば
時刻がお昼を回ったため、昨日行った滝の手間にある嘉とそばへ行った。
観光場所や市街地からも離れていたのだが、レンタカー屋さんで貰った島の地図に乗っているせいか混み混みで、並んでから注文した品が出てくるまでに45分くらいかかった。
石垣島ではクルマエビの養殖をしていて、目当てはその海老を使った海老そばだったのだが、、、
出てきたものは、たまご麺の海老ラーメン味噌味だった。
海老の出汁がさっぱりしたみそ味にコクを加え、味は美味しいのだが、
我々はすっかり八重山そば(沖縄そばの石垣版) に海老が入っているとばかり勘違いしていたため、
想像と実物の差が違いすぎて気持ちの切り替えが出来なかった。
初めから味噌ラーメンを食べるつもりで来ていれば美味しいと思う。
ヤエヤマヤシ群生地
続いて天然記念物のヤエヤマヤシの群生地に行ってみた。
亜熱帯のミニジャングルの中の遊歩道を少しだけ歩くと、見上げないと見えない程に高く真っ直ぐ聳える椰子の木があった。
遊歩道になっているため、亜熱帯植物を鑑賞しながら楽に歩けるのは嬉しい。
トトロの傘のモチーフになったと噂されているクワズイモの葉も生えていた。
トトロごっこをしようとして触るとかぶれるらしく、芋も食べられないそうだ。
遊歩道入口にはサトウキビジュース屋さんがある。
マンゴーとパインのサトウキビジュースを買ってみたが、これがまた美味だった。
説明書きに「甘過ぎず酸っぱくなく丁度良い味」と書かれていたのだがまさにそんな味だった。
続いて高台にある橋がビュースポットになっていたので行ってみたのだが、
確かにビューは良いが、この日はガスっていたし、
たとえ晴れていても、石垣の展望台はどこに行っても大抵見える景色は同じなのではないかと思い始める。
ヒルギ群落地
また少しドライブで進むと、今度はヒルギの群落地があった。
ヒルギはマングローブの一種で、植物の名前だ。
訪れた時の時間帯は干潮で、剥き出しの根っこを間近で見ることが出来た。
カヌーや船が砂地に上がっていたが、満潮になると川の水も増すのだろう。
砂浜を橋の下を歩いて海に出られるため行ってみた。
何しろ風が強く、砂浜から舞い上がる砂の粒が足に当たって痛く、目が開けられない程だったが、干潮時にだけ現れると思われる砂地は綺麗だった。
コメント