梅雨の終わりに清里へ 中編 清里テラス

リフトを降りると展望台になっていて、そこが清里テラスと呼ばれる場所だ。

山の上にカフェがあり、ソファー席が設けてあるだけなのだが、インスタ映えするということで人気らしい。

カフェを利用しなくても展望台からの景色を眺めることは出来るが、他には何もなかった。

眺望は良いと思うのだが、我々が行くとすぐに霧がかかってしまい、よく見えなかった。

階段があり、もう少し上まで行けるようになっていた。

上がってみるとこちらも展望台になっていて、洒落たソファが備え付けられていた。

ふいに雨が降り出し、一面の霧に包まれた。

建物の一番上に屋根のあるスペースがあったため避難すると、

そこはリフト券と一緒に貰った絵葉書の宛名を書くための場所で、記念スタンプも押せるようになっていた。

このハガキを受け取った人は、ハガキ持参で訪れるとリフト代が200円引きになる。

この展望台には「夢叶う」と「福来る」と書かれた板があって、皆列を作ってはその板を鳴らしていた。

山の天気は変わりやすいものだ。

急に降り出した雨は通り雨で、すぐに止んで陽射しが戻った。

降りのリフトが長蛇の列だったため、カフェでコーヒーを買い、ソファに座って人波が引けるのを待った。

列が少し短くなった頃、こどらがアブに刺されそうになったため、ソファを離れてリフトの列に加わった。

陽は射しているのだが霧が凄く、どこから現れたのか、何千匹という数のトンボの群れが現れた。

何人かの人が空に向かって人差し指を立てていて、トンボがその指に止まっていた。

トンボだけではなく、アブや蛾も多く、当たり前なのだが虫だらけだった。

降りのリフト乗り場にはポストがあって、先程宛名を書いた絵葉書を投函できるようになっている。

下りリフトの方がスピードが早く感じられ、風の音と草木の香りが心地良かった。

時刻は15時前だったのだが、登りリフトは空き始めていた。

地上に戻るとリフトの列も無くなっていた。

登りのリフトの途中でカメラマンが撮っていた写真がボードに貼られていて販売されていたのだが、なかなか良く撮れていたため、珍しく買ってみた。

地上に戻ってきてからよく見たのだが、ここにはリフトが2つあり、リフト券で両方のリフトに乗ることが出来る。

2つのリフトを乗り継いで、間をトレッキングすれば、くるっと周遊することが出来るようになっていた。

もう一つのリフトの先には清里カフェやアスレチックなどがあった。

清里カフェにも行ってみようか迷ったのだが、遠くで雷が鳴っていたため、やめておいた。

今度来るときにはトレッキング出来る服装できて、周遊してみるのも良さそうだった。

この時間になると、駐車場に停まっていたバスは二台に減っていた。

こどらがバスのツアー名を覗いて

「ねぇねぇ、明野ってとこにひまわり畑があるみたいよ」

と言う。

調べてみると東京へ帰る方向で3~40分の距離の場所だったため、立ち寄ることにした。

車に戻ると我が家のボロさんも濡れていたから、先程の通り雨は駐車場も通っていったようだ。

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