2018.9.20 朝5時過ぎに起床。
夜明けと共に目が覚めた。
柔らかい光が湖面を照らしていた。
洞爺湖の水は透明で、岸辺の木々が映り込んで緑色に見えるのだが、朝陽で淡い桃色がさしていた。
明け方には近所で牛が鳴いていた。
夜から朝にかけて、たまにパンという破裂音がするのだが、熊除けなのだろうか。
前日の増毛のキャンプ場でも同じ音が聞こえていた。
気温は夜中に12度まで下がり、夜が明けてもしばらくは上がらなかった。
テントの中は意外と暖かく、寝袋のおかげでヌクヌク眠れた。
北海道での通常のキャンプシーズンはそろそろ終わりだろうか。
テントの外は寒かった。
ナイフと薪を使って鉈代わりにして薪を割り、火をおこして暖を取った。
7時から開いている温泉街のホテルで朝風呂に入った。
ホテルにはさすがにアジア人観光客の団体がいたが、お風呂は空いてはいた。
昨晩寝る前に鍋なども洗い、既にある程度片付けていたから、朝御飯はセイコーマートで買い込んで湖畔で食べた。
晴天で、気がつくと18度まで気温が上がっていた。
昨日道の駅で買ったプチトマトが、フルーツのように甘くて美味しかった。
トマトを食べて目を見張ったのは初めての体験で、人生一だったかもしれない。
猛暑は辛いが果実やトマトは甘くなる。
食後にはコーヒーを沸かして飲んだ。
湖面から鳥が一斉に飛び立つ姿を見た。圧巻だった。
その他には風もなく、揺れない湖面はまるで鏡のように空を映していた。
二人用テントの中はこんな感じだ。
ゆっくりしてから片付けを済ませ、キャンプ場を出たのは11時過ぎだった。
気温は20度に上がっていた。
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