日本海の朝
2018.11.16 朝5時半起床。
天気は晴れ、気温は8度。
流石に朝は寒いため、ヒーターをつけて車内を温めてから起き出した。
朝起きると結露が酷いのは車中泊の難点かもしれない。
ダラダラと水が垂れてきたため、温泉用の手ぬぐいを一枚、窓ガラスの結露を拭く雑巾に格下げした程だった。
身支度を整えて外に出ると、いさり火を灯した沢山の漁船が漁に出ているのが見えた。
この朝は我々の他にも10組くらいの車中泊の車が停まっていた。
ここからは海沿いを糸魚川へ南下し、白馬へ抜けて、今回の旅の目的地である戸隠へ向かう。
出発は6時、進むにつれて空が明るくなってきて、海の上の白い雲には桃色がさしていた。
コンビニでおにぎりを買って朝ご飯にして、温かいコーヒーを飲んだ。
日本のコンビニではよく見かけるのだが、男性が一人、エンジンをかけたまま店内へ入っていった。
海外なら車を盗まれても仕方のない状況だと思うのだが、さすが日本は平和な国だと思う。
月不見の池
コンビニの店内に貼ってあった地図にふと目をやると、昨日飲んだ地酒と同じ『月不見(つきみず)の池』という場所を発見した。
実在する池の名前だったのか。
地酒になるくらいだから、余程綺麗な水に違いない。
方向的にも通り道にあるし、せっかくなので寄り道して行くことにした。
街道にも『月不見の池』と標識が出ていて、どうやら有名な池のようだ。
街道を外れ、田んぼの中を標識に従って進んだ。
駐車場に到着。
この駐車場からいくつかのハイキングコースを回れるようだ。
お目当ての月不見の池までは徒歩5分だった。
早朝ということもあって、厚手のパーカーを着ていたのだがそれだけでは寒かったため、小走りに走って体を温めた。
程なく到着。
したのは良いのだが、、、
干からびてしまったのか水が減っていて、落ち葉が無造作に乱れ散っていただけだった、、、
白馬
気を取り直し、再び海へ出て糸魚川から白馬へ。
アルプスの白い峰が見えてきた。
前から気になっていた白馬の温泉へ朝風呂を求めて寄り道した。
朝9時から営業していたのは1軒だけだったが、新しく出来た綺麗な施設だった。
八方の湯。
入浴料800円の炭酸水素塩泉の掛け流し。
炭酸水素塩泉特有の透き通った湯で無臭。
肌触りはなめならかで、心なしかヌルヌル系だった。
スキーシーズンには混み合うような口コミが書かれていたが、この日は平日のシーズンオフ。
湯船を独り占め出来た。
朝湯でサッパリした後は、紅葉の国道406を戸隠へ向かって山道を登る。
落ち葉がヒラヒラと目の前を舞う。
山道はクネクネだが道幅は広かった。
トンネルの手前にちょっとした見晴らしスペースがあった。
再び車を走らせると、今度は糸魚川で標識が出ていて気になっていた鬼無里(きなさ)を通りかかった。
紅葉という名の鬼女伝説の残る里だ。
きれいな温泉施設があり、旅の駅もある、のどかな里だった。
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