駐車場注意
銀山温泉には2018年1月4日の15時に辿り着いた。
一度銀山温泉まで車で乗り入れてしまったのだが、公共駐車場は街の手前500mの場所にあると言うから引き返した。
坂を上り、注意深く見ていると小さな標識が出ていたのだが、
この標識は目立たず、来るときには反対側を向いていて読めないため、これでは気づかないわけだった。
本当の駐車場は冬季は閉鎖されているようで、どう見てもアパートの前にある住民用の駐車場にしか見えない場所が、どうやら公共の駐車場のようだった。
全部で8台ほどのスペースしかない。
こういう場所には泊まりで来る方がいいのだろうか。
近くにあるホテル専用の駐車場は広く、ホテル前まで送迎も出ていた。
氷点下2度の雪降る中、今度は雪道を徒歩で下って銀山温泉へ。
10分ほど歩いただろうか。
町は小さく、川沿いにホテルやら土産物屋やら食事処やらが、ずらっと立ち並んでいる。
しろがね湯
小さな町を一頻り散策した後でしろがね湯に行った。
銀山温泉に共同浴場は3つあるようだが、
一箇所は貸切で2000円、もう一箇所は公衆トイレがついた古びた家のお風呂のような感じでイマイチ、、、ということで、最後に町外れにあるこの湯に辿り着いた。
ここには受付の人がいて、1階が男湯、2階が女湯で、5人入るとギュウギュウという狭さだが、綺麗だった。
銀山温泉には色んな泉質の温泉があるというが、ここは硫酸塩泉だった。
入浴料500円の掛け流しだ。
硫黄の香りがして、湯が良かった。
我々が入った時には入れ違いで貸切状態だったのだが、上がる頃に1人、出たときに家族連れが4人、その後に友達グループが来て、一気に混みあっていた。
ここでもアジアからの観光客の姿を見かけたが、最近は良くも悪くも日本全国どこへ行っても見かけるようになった。
見かけるくらいなら良いのだが、観光地がほぼアジア人で占められているというのは悲しいものだ。
自分の国なのにそうでないような気分になるからだ。
銀山温泉散策
湯上りに、豆腐屋さんで生揚げと湯豆腐を買い、目の前にある東屋で食べた。
どちらも200円で、めちゃくちゃ美味しかった。
湯豆腐はふわふわで大豆の味が楽しめるのだが、なんと言ってもそれ以上に生揚げがおススメだ。
香ばしくて病みつきになる味だった。
食べている間に雪が沢山降ってきた。
夕方16時半からはガス燈が点灯するというが、まだ1時間も時間があった。
寒いから外では待てないし、このまま東屋に陣取っていては迷惑になるからカフェに入った。
古い古民家風のカフェで、二階の窓際からは町が見下ろせた。
そば粉の白玉クリームぜんざいをコーヒーセットで、アップルジンジャーティーを単品で頼んだ。
温かいぜんざいとクリームが別に出てきたから乗せて食べたのだが、
甘過ぎず、白玉も美味しいし、小豆も何だかモチモチしていて、過去一の美味しさだ。
(甘いものは普段食べつけないから比較の対象範囲はかなり狭いものの)
窓の外で灯がともり始めた。
店を出ると、夕暮れの白い町並みに、温かみのある橙色の燈が色を添えていた。
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