高速を京都南で降りた。
この辺りは京都とはいえ外れに当たるようで、街並みはまるで東京の郊外のようだった。
伏見稲荷は駅前にあるため、電車で行くにも交通の便は良さそうだった。
山道へ辿り着くまでの狭い駅前の一本道は、観光客と地元の人で賑わっていて、多少の渋滞を抜けて14時前に到着した。
伏見稲荷は全国のお稲荷さんの総本宮で、奈良時代から1300年の歴史があるそうだ。
参拝料は無料で、その為ではないかもしれないが物凄く混んでいた。
特に人気の鳥居には人だかりが。
写真を撮ろうにも人だかりでゆっくり撮ることは出来ない。
着物を着て観光する若いカップルや外国人の姿もあった。
何調べかは知らないが、ネット情報によると外国人に一番人気の観光地らしい。
伏見稲荷には一万基の鳥居が奉納され、山へ登る参道にずらっと並んで立てられている。
一つ一つの鳥居の紅色がなんとも美しかった。
幾重にも重なる紅い鳥居をくぐり、またくぐり、階段を上がって山へと登っていく。
登るに従い徐々に人が少なくなってゆく。
途中の中継地点に祠や茶屋があり、また登ると次の中継地点に出る。
人が減って喧騒からはなれると、ピンと張りつめた清々しい空気を感じることができる。
早朝に来ると爽やかで、鳥の囀りなどが聞こえそうだ。
山頂まで行って戻って2時間弱掛かった。
ずっと写真を見ては訪れたかった場所なのだが、何しろ見応えがあり、素晴らしかった。
我々の感想では、京都の中でも特に一二を争う程に印象の良いスポットなのではないかと感じた。
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