沼津から東名に乗った。
富士川で遅めの夕食を摂る。
この日はラーメンとカレー。
ベタではあるが、冷えた体に何て事のない温かいものが食べたい気分だった。
昔からの定番メニューはホッとする美味しさだった。
清水から新東名に移る。
次の目的地は京都にある伏見稲荷。
紅い鳥居が無数に重なる姿が幻想的で、人気の観光地だ。
ナビによると京都まで４時間で着くことになっていた。
少し進んだところで眠くなり、掛川PAで車中泊をすることにした。
翌朝は朝6時過ぎに起床した。
晴天だが気温は1度と真冬並みの寒さだ。山間部だからだろうか。
この朝は長篠設楽原PAで朝食。
ここのPAには長篠合戦跡があり、戦国時代一色でなかなか楽しい。
お土産にペイント付きフェイスパックを買った。
朝定食と名古屋ならではのミニ味噌カツ丼で腹ごしらえ。
8時前に再出発した。
朝風呂は、刈谷PAにあって我々がたまに訪れるかきつばたの湯へ。
土日の朝7時から9時までは朝風呂割引で620円になっていた。
いついっても大盛況でゆっくりできる感じではないのだが、ぬるぬる系の湯が気持ち良くて気に入っている。
温泉を出ると太陽が高い位置へ移動していて、気温も12度に上がっていた。
案の定、四日市手前から大渋滞だった。
この辺りはいつも混むし、この朝は我々が起きた時から既に渋滞が始まっていたのだが、のんびりしている間に拡大してしまった。
世間はこの日からが三連休だから、まぁ予想通りといえばそれまでだが、とはいえ刈谷から亀山を抜けるまでに２時間以上かかった。
お昼は土山SAでたこ焼きならぬ牛焼きというB級グルメといちご大福を食べた。
目指す伏見稲荷まではもうすぐだ。
風は冷たいが陽射しは熱いため、車内は閉め切ると途端に暑くなる。
晴れてはいるが空は霞みがかった水色をしていた。
夜の間に降りた霜が陽射しを浴びて蒸発しているのだろうか。
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