★2014/9/20 夜
車に戻って近くの温泉を検索したが、どこも閉館時間が早かった。
結局、前に寄ったことのある、青森と秋田の県境にある矢立峠の道の駅へ向かった。
田園地帯を縫い、山を越えると、途中で日が暮れてきて、
焼畑なのか畑から煙が上がり、まるで雲のように山の中腹にかかっているのが見えた。
やがて日が暮れ、道は街燈のない、真っ暗なくねくね道へと変わった。
道幅も狭く、車どおりもない。こういう山道のドライブは好きだ。
中島みゆきの唄を流すと、独特な旅情緒を味わうことが出来る。
道の駅の食堂で、まずは夕食を食べることにした。
出汁のよく染み込んだきりたんぽ鍋1600円と、比内地鶏の稲庭うどん1000円。
食後の楽しみは温泉だ。
ここの温泉は入浴料一人350円と手ごろで、鄙びて古いが味のある温泉で、鉄の匂いのする茶褐色のお湯が良く温まる。
源泉掛け流しなのも良い。
すいていて、露天風呂は貸切状態だった。
温泉が湯船に流れ込む音しかしないのは気持ちがいいのだが、何度もいうが、真っ暗な中だと少し怖いくらいだ。
それでも夜空の星を見上げながら、じっくりと浸かり、旅の疲れを洗い流した。
この日の車中泊は岩手山SAで。
下道をのんびり帰ることも考えたが、早めに帰って、バイクで出かけることにしたので高速に乗った。
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