2022年の年越しは久しぶりに実家と自宅で過ごし、元旦にこどらの両親宅へ出かけ、2日の朝に氷見に向けて出発した。
とはいえ年末は2泊3日だったし、年始は1泊と、この年末年始は飛び飛びの短い旅となった。
出発地点は長野県にある諏訪湖。
元旦を氷点下11度で迎え、お昼前に停めていた車に戻ってもまだ氷点下6度の大寒波。
寒い日が続く中だったから諏訪湖も凍っていて、水鳥が湖面の氷の上を歩いているのを初めて目撃した。
このままいけば今年は御神渡りが見られるかもしれない。
ひらゆの森
下道で松本から山道へ上がり、上高地行きのバス停の横を通って奥飛騨へ抜けたため、久しぶりにひらゆの森へ寄っていくことにした。
こどらの両親宅は温泉をひいているのだが、今年は大寒波の影響で温泉の出が悪いそうで、いつになくぬるく、仄かな硫黄の香りもしなかった。
温泉というのは生き物だから仕方がない。
ひらゆの森は大人気の温泉のため、お正月から沢山の車が停まっていて、第二駐車場まで満車、我々は少し離れた第三駐車場に案内された。
この辺りには雪が積もっていて、我々が車を停めるとヒラヒラと雪が舞い出した。
入浴料は一人600円。
カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩・塩化物泉の源泉掛け流し。
合掌造りの大きな建物の中に、広い大浴場がある。
内湯はレトロな雰囲気で、天井に梁が通っていて、庭園のような庭に男女それぞれ6、7個の露天の湯船がある。
白濁の湯はやわらかく、程よい硫黄の香り。
温度が高いため谷の水で加水しているため、湯船によって白濁の色や温度が異なる。
久しぶりに訪れた今回は全体的に温度が高めで、熱い湯が嬉しかった。
車の停まっていた数は多かったが、温泉の中は広い施設が一杯になるようなコロナ前の賑わいほどではなく、ゆったりと寛ぐことができた。
雪がチラチラと舞う中での雪見風呂になった。
氷見で回転寿司
ひらゆの森から出ると雪がちらついていた。
16時前で氷点下4度。
この日はここから氷見へ向かい、何度か行ったことのある回転寿司でブリしゃぶを食べることにしていた。
日本海側に抜けると気温が上昇し2度。
日本海側に大雪の予報が出ていたが、今回はもう少し西の方だったようだ。
氷見の道の駅に到着すると18時半。
この晩はここで食事をして車中泊だ。
地面に雪はなかったが、遠くで稲妻が光り、大粒の雹が降ってきた。
この道の駅には回転寿司があり、温泉も併設されているため車中泊にうってつけの場所だ。
店に入ると半分くらいの席が埋まっていた。
我々は待つことなく席に着くことができて、早速、目当てのブリしゃぶを食べた。
しゃぶしゃぶにするとさっぱりするのに甘みは損なわれずに美味しい。
その他にも、ブリ、めだい、しまあじ、しめ鯖、カンパチ、水蛸、昆布じめのタラ、ほたるいか軍艦、あん肝軍艦などを地酒と一緒に楽しんだ。
店を出て車に戻り、この晩は20時過ぎに就寝。
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