大寒波で悪影響の出る傍ら、諏訪湖では5年ぶりに御神渡りが現れた。
遠目で見ると湖の上の道が対岸へ向かって伸びているのが見える。
御神渡りとは諏訪湖が全面凍結し、氷が押し合って亀裂が入り、盛り上がる現象だ。
昔の人はこの現象を、諏訪大社の上社にいる男子神が、下社にいる女神に会いに行く道と言い伝えている。
正式には三本の道が出来ると御神渡りのようで、今年は三本出現した。
見事にせり上がった氷は迫力があって、見ている間にも バリバリ と豪快な音を立てる。
赤砂崎では、押された氷が陸にせり上がっていた。
氷の湖面に陽の光が反射して、神秘的な景色が広がっていた。
飛来した白鳥が一箇所に固まり、氷が溶けるのをじっと待っていた。
昔は湖面で下駄スケートなどをしたらしいが、今は湖面への立ち入り禁止だ。
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