2021.12.27 16:00
仕事を半休で切り上げて旅に出た。
日本列島には大寒波が到来していて、各地で猛吹雪の予報が出ていた。
目指すは東北。
シンガポールに行く前に東北を旅した時に訪れ、また絶対に行きたいと思っていた酸ヶ湯と、ちょっとしたハプニングがあって行くことを次回のお楽しみに取っておいた黄金温泉不老不死の湯が今回の旅の目的地だ。
出発
この日は朝から寒かった。
東京の朝8時で氷点下2度を記録し、12月の氷点下は45年ぶりだと報道されていた。
東京の家は雪国のように暖房対策を万全に作られているわけではないため、たまの寒波がくるととにかく寒い。
乾燥しているところに冷たい風が吹くため、体感気温が低く、体の芯から冷え込むような嫌な寒さだ。
午後の気温は7度あったのだが、ディフェンダーをガレージから出して窓を拭き、寒冷地用のウォッシャー液を入れ、荷物を積み込む間、寒さが骨身に染みた。
東北道を北上する
関越を北上して日本海側を行くか、東北道を北上するか。
迷った末に今回は東北道で行くことにした。
夕食は大谷PAで佐野ラーメン。
19時までのところ10分前に駆け込む形になってしまったが、寒い体に温かいスープとツルツルの麺、しっかりした澄んだ醤油のスープが美味しかった。
栃木には雪はなかったが、気温は氷点下2度と寒かった。
この晩は、22時までやっている福島の飯坂温泉の共同浴場に間に合うかと思ったのだが、食事をして再出発すると着時間が最終受付時間を過ぎていた。
塩原 あかつきの湯
急遽この時間からでも間に合う温泉を検索したところ、塩原にあるあかつきの湯が22時までやっているというから行ってみることにした。
那須の手前から道路脇に雪が積もり始め、高速を降りた途端にうっすらと雪景色になった。
雪は止んでいたが、時折風で木の上の雪がハラハラと舞っていた。
ナビに従って林の中の道を抜け、畑の中を分入るように進み、林道のようなガタガタ道を抜けたのだが、車高の低い車は通れるのだろうか。
林の中にポツンと温泉があった。
入浴料は平日大人1人800円のところ、17時以降だと夜間割引きで600円。
施設は昭和風情漂う新しくはない建物だが、掃除が行き届いていて広かった。
泉質は単純温泉で、東京近郊によくある石油系。
湯はメタケイ酸が79.4mgと多く含まれており、pH9.2。
茶色がかった透明で、滑り気あり。
内湯、露天ともに源泉掛け流しで浴槽が広く、湯口の近くは熱い湯が出ているので温度が高かった。
平日の夜という時間帯もあってほぼ貸切状態で寛げた。
石油系の中ではなかなか良い温泉だった。
雪の中へ
温泉を出ると雪が降っていた。
再び東北道へ戻り、北上する。
福島市のあたりから雪の量が増え、気づけば気温は氷点下4℃。
目指す酸ヶ湯はまだまだ遠い。
国見のSAに到着したのが23時で、この晩はここで寝ることにした。
暫くぶりに来てみたら、改装してすっかり新しくなっていて、駐車場まで全体が明るかった。
途中のPAもそうだったが、雪の中でトラックがところ狭しと止まっていた。
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