2023.01冬の北海道旅13:野付半島の絶景

2023.01冬の北海道旅

この日訪れたのは野付半島。

ここでは冬の間は海が凍るそうだ。

この日は朝からずっと「こんな景色見たことない」という景色の連続だったが、ここの景色もまた凄かった。

凍りついた海の上に、水蒸気なのか、風に飛ばされたパウダースノーなのか、白く煙っていた。

道の途中にはPAが点在し、車を停めて景色を眺めることができる。

この日はとにかく風がすごかった。

お天気アプリではこの辺りの気温は氷点下11℃となっていたが、体感温度は極寒。

時折、強風でホワイトアウト状態になった。

北海道の冬あるあるかもしれないが、パウダースノーはまるで蛇のようにクネクネと道を這う。

この道の先にはネイチャーセンターがあり、海の向こうには国後島が見えていた。

係の方に聞いてみると、この日は特別に気温が低くて風が強いというから、最強寒波の影響だったのだろう。

この野付半島最大の見所はトドワラだ。

トドワラとは、樹齢100年以上のトド松などの原生林が海水侵食で枯れていく自然の過程を見ているもの。

毎年台風や大風で倒れて朽ちていき、あと数本しか残っていないらしい。

遊歩道を歩くとトドワラを見に行けるのだが、冬の間は雪かきがされていない。

雪の上を歩くための専用の装備をして行くガイドツアーもあるようだったが、なにしろこの日は地元の人もびっくりの強風。

遊歩道の入り口までは見に行ったが、あまりの寒さにすぐに引き返した。

遠くまで続く遊歩道

どうせなら夏に出直したいが、夏までトドワラがある保証はない。

ただ、この野付半島自体が、知床などから飛んできた砂が堆積してできた土地らしく、そんな場所にいるだけでも貴重だし、目の前に広がる景色を見ているだけでも十分に綺麗だった。

帰り道では少し強風が止み、雪けむりがおさまって視界がクリアになっていた。

それにしても、海が凍ってその上に雪が積もっているため、一体どこまでが陸でどこからが海なのかさっぱりわからない。

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