この晩の温泉は、花巻温泉にて。
正確には花巻温泉のすぐ手前にある台温泉という、昔ながらの小さな温泉街にある精花の湯という日帰り温泉で。
17時に着くと辺りは真っ暗。
地面は雪が少ないせいで氷と化したアイスバーンでツルツル滑る。
冬になると雪を求めて旅する我々、雪道にはすっかり慣れているのだが、氷の上を滑らないように歩くのは難しい。
小さな建物で、中に入ると人はおらず、集金箱に入浴券を入れた。
古くないのに鄙びた感のある小さい施設で内湯のみ。
蕎麦屋が併設されているがそちらは昼過ぎまでの営業のようだ。
500円の掛け流し温泉で、泉質は硫黄含むナトリウム硫化塩泉だ。
硫黄と木の溶けた芳しい香りがした。
熱めという前評判に釣られて行ったのだが、水で薄めた人がいたのか42~43度。
湯船の真ん中には木の板が張られ、源泉と水を入れられる湯船とに仕切られてはいるのだが、木の板の間仕切りは途中までで下が空いているため、沢山水を入れた人がいると源泉側も温くなるような気がする。
泉質は良く、空いていてゆっくりできた。
湯から上がって夕食と寝場所を探したところ、下道を1時間ほどの場所に、前に食事だけして通り過ぎた雫石あねっこの道の駅を見つけたので行ってみることにした。
ここの駐車場も下が氷でツルツルだった。
見上げた夜空には星が綺麗に瞬いていた。
ここにも温泉があり、ヌルッとしたツルツルすべすべだと評判良し。
次回は温泉にも入ってみたい。
この時間、食事は温泉施設内のレストランのみが営業していた。
まずはビールで乾杯し、醤油ラーメンとワサビソーセージ、姫竹天のいなばうどんを食べた。
醤油ラーメンは我々の好きな昔ながらのラーメンで、ソーセージは想像以上にしっかりとわさびがきいていた。
地元産姫竹はサクサクにあがっていて、どれも美味しかった。
ここでは地元の農産物を使った料理を提供していて、トマトラーメンが人気のようだった。
チーズにタバスコをかけて食べるのだが、周りのテーブルでは注文率が高かった。
ひとめぼれのソフトクリームもあり、濃いクリーム色をしていて、こちらも食べている人が多かった。
我々はわさびサワーがあったので飲んでみたのだが、伊豆で飲んだものより美味しかった。
甘いのだが、その甘さがワサビのキレと相まって爽やかさを引き出していた。
車に戻り、この晩は21時前に就寝した。
気温は氷点下2度で、夜中には氷点下3度になる予報だった。
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