東京モーターショー2019

車一般

今開催中の東京モータショー。

我々は昨日行ってきたのだが、昨今のモータショー盛り下りを受けてか、外国車の展示がびっくりする程少なくなっていた。

日本スーパーカー協会のブースにベントレーとアストンマーチンが置いてあったのだが、

しっかりブースを構えて出展していたのはベンツくらいのもので、ルノーを少し見かけたのと、アルピナはブースはあれど、小さなスペースに4台並んでいるくらいだった。


↑ベントレーの新型コンチネンタルGT。ヘッドライトの中身がガラス工芸品のように輝いていて見飽きない。


↑アストンマーチンのDBSスーパーレッジェーラボランテ。理屈無しで美しい。4シーターのオープンだが、後席には子供でも座ることが難しいほどのスペースしかない。


↑ALPINA B3。ALPINAといえばこのグリーンか青という感じだが、個人的にはいつ見ても深い色の綺麗な緑の方が好きだ。車高の落ち方とホイールのバランスも絶妙にかっこいい。

外国車の出展のない代りにブースを構えていたのは日本車勢だったのだが、目を引いたのは何と言っても日本が誇る世界の高級車であるレクサス。


↑LC500のコンバーチブル。今回モーターショーに来て見てみたい車のひとつだった。元々LCはどの車にも似ていない独特な華やかさがあると思っていたが、オープンになることによってその印象がさらに強くなる。ただ色が白なこともあって、ちょっと華やか過ぎに見えなくもなかった。屋根は幌のソフトトップになるようなので、ダーク系のボディ色とベージュの幌などの組み合わせだとどのような印象になるのか興味深い。

今回のブースには音を体感し、視覚で楽しむ体感ブースが備えてあったのだが、残念ながら人が多すぎて何も見えなかった。その音の体感のブースに置いてあったのが、今や中古車市場で1億円クラスのLFA。天使の咆哮と言われる排気音はいつ聞いても、ただただ凄い。

ただ、、、その他のブースにはコンパクトカーが並び、自動車の部品メーカーが多く出展し、モータ-ショーというよりはディーラーの展示会のようだった。

我々が前回訪れたのは2015年。

東京モータ-ショー2015

既に車離れと言われていたが、今回ほど寂しい状況ではなかった。

モータ-ショーと云えば、手の届かないような高級車や憧れの車などが並ぶ、キラキラした華やかなイメージがあり、もっとワクワク感のあるものだったため、正直我々が期待していた満足感は得られなかった。

とはいえ人手は多く、モーターショー離れが囁かれているとは思えない程、大盛況のように見えた。

会場はオリンピック準備のため一部工事中につき二箇所に分かれていたのだが、両方の会場を行き来するシャトルバスは混雑のため待ち時間が30分以上。

ゆりかもめですら待たなければ乗れない程だった。

徒歩だと30分だが歩いている人も多く、道の真ん中には様々な中古車や、レーシングカーなどが展示してあった。

会場の案内がうまく出ておらずに分かりにくいのと、会場の移動に疲れてあまり見て回れないこと、車のラインナップが庶民的だったことが、今年のモーターショーの集客にどれくらい影響するのだろうか。

日本のみならず先進国でのモーターショーは軒並み下火だと聞くが、鶏が先か卵が先かの理論のようだが、人手が減ったために出展する側が減り、ワクワク感がなくなったために更に来場者数が減るという、負の連鎖を転がり降りている寂しさを感じた。

いつかまた、かつての華やかでワクワクするモーターショーが蘇る日を願うばかりだ。

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