2018~2019 年越東北車中泊旅 7 滝観洞

2018~19 年越東北車中泊旅

滝観洞

釜石から遠野へ向かうため仙人峠道路を走っていると、トンネルの中に「滝観洞」の看板をみつけたので降りてみた。

太平洋側は晴れていたが、内陸部では雪が降っていた。

着いてみると、どうやらここには洞窟の中に滝があるようだ。

見学料を払い、貸し出しの長靴とヘルメットを着用して、いざ洞窟の中へ。

中の気温は10度くらいで足元には地下水が流れ、岩が濡れていてところどころ狭かった。

足元が滑るためゴムの長靴は必須だし、頭をぶつけるためヘルメットも必須だった。

ジャンパーの貸し出しは、どうやら我々の時は忘れられてしまったようだったが、服が濡れるためあった方が良かった。

この洞窟は八つ墓村のロケ地になったことがあるそうだ。

足元の岩はウミユリの化石で、水が滴り落ちる場所には長い年月によって穴があいていた。

滝の手前の開けた空洞に、観音像が建てられていた。

そこから狭い岩場を潜ると、いよいよ滝になる。

ただでさえ神秘的な滝だったが、最近ライトアップが開始されたらしく、青く照らし出されていた。

滝の流れ落ちる高い場所から更に奥まで洞窟が続いているのを、テレビ局の探策隊がロープで上がってみつけたらしい。

見上げると、長いロープが滝壺まで垂れ下がっていた。

一般公開されているのは滝壺までなので、ここからはまた来た道を引き返すことになる。

途中には数か所にオブジェが飾られていて、なんだかドラクエの世界のようだった。

洞窟の岩の裂け目の形状が左右でピッタリと重なるから、大昔の地震か地殻変動で裂けたのだろうか。

出口から滝までは880mと長く、登り降りやしゃがんだまま進んだりするため良い運動になった。

たまたま見つけてフラフラと立ち寄ったのだが、満足度は高く、行って大正解だった。

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