松島の景色
10時前にチェックアウトを済ませて宿を後にした。
松島は3.11の際には点在する島々に守られて津波被害が比較的少なく、宮城の観光の目玉でもあることから復興も早かったそうだ。
松島の観光船乗り場までは一本道で、前日同様に渋滞していて、中心部は観光客で賑わっていた。
我々は船に乗るか迷ったのだが、結局乗らずに高台へ向かった。
天気は晴れていて、薄く霞んだような松島の景色を眺めることが出来た。
海辺でもそうだったが潮の香りはせず、潮風特有の湿った感じもせず、
風は爽やかだったし木々の香りが清々しかった。
松島さかな市場
時刻はまだ10時だったが、さかな市場へ向かった。
松島は牡蠣が名産で、牡蠣小屋もちらほら見かけた。
我々は出店で焼き牡蠣と気仙沼産のクリ蟹汁を食べた。
焼き牡蠣は香ばしくてクリーミーで美味しさに間違えがない。
クリ蟹というのが何のことかはわからなかったが、毛ガニのような蟹が入っていて、よくカニの出汁のきいた美味しい味噌汁だった。
地魚という感じではなかったがマグロやウニなどの丼もあったが、何しろ朝ごはんをたっぷり食べて、まだ10時過ぎ。
お腹がすいてないのが残念だった。
本当は、気仙沼に震災後に出来たという屋台村に応援の意味を込めて行ってみたいと思っていたのだが、よくよく調べて見ると、丁度一年前に閉店になっていたことがわかった。
震災後の応援で最初は沢山来ていた観光客が、最後は1/3に減ってしまい、土地の再開発もあってなくなってしまったらしい。
やはり、震災の際に寄付することも大切だが、震災後にその土地の経済が通常通りに回るようになることが重要で、
そのためには観光に訪れ、その土地にお金を落とすことが、こちらも楽しみながら続けられるウィンウィンの支援である気がする。
今回は時間もないし、三陸にはまた出直すことにして、気仙沼支援のフカヒレラーメンがお魚市場の二階にあったので、食べて帰ることにした。
優しい味のする美味しいラーメンで、大きなフカヒレが入って900円とお得だった。
土産物の棚には三陸の特産品も揃っていて、お土産を買うにも良さそうだ。
アイスのコーナーには、あわび・タコ・牛タン・鶏肉など、初めて目にする珍しいアイスが売っていた。
今回の我々は流石にお腹がいっぱいで食べられなかったが、どんな味がするのだろうか。
松島には早い時間に着き、お酒でも飲みながら焼き牡蠣を食べ、温泉に入って寛ぎ、翌日観光船に乗る、というようなプランが良さそうだ。
コメント