もう一箇所気になっていた秋保大滝(あきうおおたき)に向かうことにした。
地元では日本三名瀑の一つと謳われている滝だ。
一般的に三名瀑とは、華厳の滝、那智の滝、袋田の滝を指すようだが、
袋田の滝は華厳の滝や那智の滝と比べると知名度が低く、地域によって三番目の滝は変わる模様。
宮城では袋田の滝ではなく、この秋保大滝が三名瀑というわけだ。
松島から秋保大滝へ行くには渋滞しそうな仙台市内を抜けずには行くことの出来ない立地で、仕方なく市内を抜けた。
案の定混み合っていて信号も多く、ようやく抜けて自然の多い景色に出たときにはホッとした。
駐車場に車を停めて、神社の傍を通って滝へ向かう。
階段を下りるとすぐに展望台だった。
辺りは杉林で良い香りが立ち込めていた(こどら談。自分自身は花粉症で鼻が詰まってわからなかったが、、、)。
気温は14度と暖かいのだが、山は風が冷たくて、一枚余分にパーカーを羽織って見に行った。
聞いたことのない小鳥の澄んだ囀りが聞こえた。
期待せずに行ったせいか思った以上の迫力があり、三名瀑候補に挙げられるのも納得できた。
滝壺にも降りられるようになっていたから、これは是非とも行ってみよう、ということになった。
一度車に戻り、滝壺に近い方の駐車場に停め直した。
急な階段を降りて滝壺へ降りる。
勢いよく落ちる水が水蒸気になり、濃い霧のように広がっていた。
顔が水蒸気に濡れる。
下から見上げる滝にも迫力があり、マイナスイオンが感じられるし、水も綺麗だった。
こどらが
「まさか華厳の滝より良かったりしない?」
などと極端なことを言い出し、
「それはないでしょ」
と言ったのに、どうもピンと来ていない様子だったから、東京に戻る道すがら日光に立ち寄って確認することになった。
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