出発
金曜の夜、東北宮城に向けて出発した。
今回は月曜、火曜と休みを取って四連休。
今まであまり観光をしたことのなかった宮城を訪れることにした。
首都高はかなり渋滞していたが、河川敷に立ち並ぶ桜を眺めながら進む。
屋形船も沢山出ていた。
我々の住む東京郊外の多摩地区から東北道へ抜ける場合、
距離は首都高経由の方が断然近いのだが、何しろ渋滞するため、圏央道を通った方が流れる分早いような気がする。
この晩は仕事帰りの疲れもあって、鹿沼手前のPA泊となった。
最近、徐々に春の気候になってきてはいるが、夜はまだ肌寒く、気温は12度だった。
旅の朝
土曜の朝は6時半に起床した。
前の晩にパラパラと雨をふらせていた黒い雲が、まだ空の低い位置に留まってはいたが、天気は晴れ。
気温は夜の間に更に下がって6度だった。
身支度を整え、七時前に再出発。
東の空の、低い位置から陽の光が射す時間は、サングラスをしていても運転には眩しい。
前回北海道へ向かう際に通った時には雪景色だったこの辺りも、もうすっかり春の陽射しになっている。
とはいえ空気は冷たくて、遠くには雪山が見え、車窓に広がる景色の中にはまだ冬が色濃く残っている。
当たり前だが東京よりも春が来るのが遅いということを、身をもって感じた。
「昔お伽話で、春になると妖精が草花を飛び回って『春だよ、起きて』と声をかけて起こすという絵本を読んだんだけど、まさに今ってそんな時期だよね」
とこどらが言う。
朝ご飯は上河内サービスエリアに立ち寄った。
目当ての朝定食はレストランにしかなくて、お値段も高め。
ふと見ると朝から餃子屋さんが賑わっていたため、我々も餃子定食ダブルを買って二人で半分づつ食べることにした。
このセットには餃子だけが2人前ついていて、朝には丁度良い量だったし、意外に重くなくて味も美味しかった。
8時前に再出発するとすぐに眠くなってしまったため、那須高原サービスエリアでコーヒーブレーク。
眠気覚ましに、頑固オヤジのこだわりミルクととちおとめのミックスソフトクリームを食べた。
こだわりのミルクも美味しいし、爽やかな酸味のとちおとめとの組み合わせも美味しかった。
最近コンビニのコーヒーのレベルが上がっているため、下手なサービスエリアではコーヒーの不味さが際立ってしまったりもするが、ここのカフェオレは美味しかった。
那須高原サービスエリアには7~800円と少しお高めだったが朝定食もあったし、チャンポンや蕎麦などの麺も揃っていた。
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