春の宮城旅 1 出発

2018春の宮城旅

出発

金曜の夜、東北宮城に向けて出発した。

今回は月曜、火曜と休みを取って四連休。

今まであまり観光をしたことのなかった宮城を訪れることにした。

首都高はかなり渋滞していたが、河川敷に立ち並ぶ桜を眺めながら進む。

屋形船も沢山出ていた。

我々の住む東京郊外の多摩地区から東北道へ抜ける場合、

距離は首都高経由の方が断然近いのだが、何しろ渋滞するため、圏央道を通った方が流れる分早いような気がする。

この晩は仕事帰りの疲れもあって、鹿沼手前のPA泊となった。

最近、徐々に春の気候になってきてはいるが、夜はまだ肌寒く、気温は12度だった。

旅の朝

土曜の朝は6時半に起床した。

前の晩にパラパラと雨をふらせていた黒い雲が、まだ空の低い位置に留まってはいたが、天気は晴れ。

気温は夜の間に更に下がって6度だった。

身支度を整え、七時前に再出発。

東の空の、低い位置から陽の光が射す時間は、サングラスをしていても運転には眩しい。

前回北海道へ向かう際に通った時には雪景色だったこの辺りも、もうすっかり春の陽射しになっている。

とはいえ空気は冷たくて、遠くには雪山が見え、車窓に広がる景色の中にはまだ冬が色濃く残っている。

当たり前だが東京よりも春が来るのが遅いということを、身をもって感じた。

「昔お伽話で、春になると妖精が草花を飛び回って『春だよ、起きて』と声をかけて起こすという絵本を読んだんだけど、まさに今ってそんな時期だよね」

とこどらが言う。

朝ご飯は上河内サービスエリアに立ち寄った。

目当ての朝定食はレストランにしかなくて、お値段も高め。

ふと見ると朝から餃子屋さんが賑わっていたため、我々も餃子定食ダブルを買って二人で半分づつ食べることにした。

このセットには餃子だけが2人前ついていて、朝には丁度良い量だったし、意外に重くなくて味も美味しかった。

8時前に再出発するとすぐに眠くなってしまったため、那須高原サービスエリアでコーヒーブレーク。

眠気覚ましに、頑固オヤジのこだわりミルクととちおとめのミックスソフトクリームを食べた。

こだわりのミルクも美味しいし、爽やかな酸味のとちおとめとの組み合わせも美味しかった。

最近コンビニのコーヒーのレベルが上がっているため、下手なサービスエリアではコーヒーの不味さが際立ってしまったりもするが、ここのカフェオレは美味しかった。

那須高原サービスエリアには7~800円と少しお高めだったが朝定食もあったし、チャンポンや蕎麦などの麺も揃っていた。

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