駐車場に戻ると9時半で、ちょうど町営の露天風呂が開く時間だった。
入浴料1人400円。
名前がすごくて「美女づくりの湯」。
受付で「貸切だよ」と言われた通り、入ってから上がるまで男女共に独り占めだった。
源泉と加温した二本の湯が掛け流し。
泉質は硫黄泉なのだが、ヌルヌル具合は過去最高レベル。
ほんのり硫黄臭がして、白い湯の花が浮かんでいた。
いつまででも浸かっていたいような、極上のヌルヌル温泉だった。
総合的には、奈良田の里より好きかもしれない。
今の時期は穴場の時期らしく空いているから良かったが、混み合ってこの狭さだとゆっくり出来ない気もしないでもないが、、、
湯から上がった後にはレトロな風情のある売店で、名物のわさび蕎麦と山芋餅を食べた。
わさび蕎麦はわさびが練りこんであるわけではなく、茎などと一緒に冷凍したものが乗っているのだが、思い切って全部混ぜると風味がよく、辛さはなかった。
これはかなり美味しい。
山芋餅も甘めのタレとモチモチした食感が良かった。
最高のお湯に美味しい地の物で大満足だ。
親切な店員さんに次はどこに行くのかと訊かれて「湖上駅」と答えると、時刻表をくれて、電車に乗るよう勧められた。
今ならまだ間に合うからと、寸又峡の湯の花を買って、先を急いだ。
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