苫小牧へ
2018年1月3日午後1時、富良野から、復路のフェリーに乗り込む苫小牧へと向かう。
占冠から274号線を通った。
夕張に入ると国道なのに道路に穴が空いてぼこぼこになっていた。
今まで通った国道の中で一番荒れている気がしたが、市の財政破綻の影響が国道にも出るものなのだろうか。
途中、夕焼けが二つに割れて見えた。
今晩はフェリー泊になるため、北海道の温泉に入るのは苫小牧に着くまでがラストチャンスだった。
結局、新千歳空港近くのながぬま温泉ぽっぽの湯に立ち寄った。
入浴料一人450円。
施設は広いが札幌に近いせいか混み合っていた。
泉質はこの旅2度目にして人生2度目の強塩泉。
正確にはナトリウム塩化物強塩温泉で、モール泉に色と香りが似ているような気もするが、強塩泉の方が好みだ。
滑りがあり、首筋につけると少しヒリヒリした。
337号で夕暮れの千歳の地を通り抜ける。
千歳から先は、車道に雪はなかった。
苫小牧のフェリーターミナルには夕方の5時半に着いた。
ターミナル内を見て歩き、先にチェックインを済ませようと思ったのだが、受付開始が6時からだったため、先に給油と食事を済ませてから戻ることにした。
出航の1時間半前に行けば良いというから、まだ2時間はある。
苫小牧の街を走っていると、前方の月がやけに大きく見えた。
そうだ、前日の2日はスーパームーンだった。
苫小牧は北寄貝の水揚げ量が日本一。
美味しい魚介も食べられる筈なのだが、朝からお昼までで閉まってしまうため、魚介を食べたければ、夜は飲み屋か回転寿司になる。
飲まないのに飲み屋に行くのも何なので、ネットで比較的評判の良かった旬楽という回転寿司に入った。
1/3の席が空いていたのだが1時間待ちと言われ、不思議に思いながらもとりあえず待つことにした。
席は空いているのだが、何故だか一組呼ぶ度に5分程の間隔が空く。
そりゃあ時間がかかるわけだが、不思議なシステムだ。
その間ホールに人はいるが何をするでもなくウロウロ、、、
そんな状況だからか番号を呼びだしても半分以上のお客さんは既に諦めて帰ってしまい、いなかった。
飛ばして次の番号を呼ぶのにも3分くらいの間隔を開けたりもする。
結局1時間は待たなかったが、25分で席に着くことができた。
北海道の回転寿司はそもそものレベルが高いため、ここも普通には美味しかったのだが、
活ツブ、活タコ、活ホッキなど、活のつくものは全て売り切れだったのが残念だった。
期待のホッキもボイルしかなく、、、年末年始なので仕方がないか。
珍しいおひょいという魚を始めて食べた。
今度苫小牧に来る時には、年末年始を避けて朝に来たいと思う。
苫小牧フェリー
フェリーターミナルには締め切り時間に少し遅れて到着したものの、並んでいて列が出来ていたため余裕だった。
船内は、帰省のUターンなのか混み合っていた。
長旅の我々は体を休めたかったため、少し贅沢をして特等室を予約していた。
見間違いや勘違いでなければ、二段ベッドの1等室と1500円しか変わらない。
室内は広く、バスとトイレもついていた。
晩酌をして、テレビで放送されていた007を見てから就寝した。
苫小牧から八戸までは7時間半の船旅だ。
この先はこどら両親が現在住む長野の諏訪に行くことになっているのだが、その前に銀山温泉に寄ることにした。
もうしばらく車旅は続く。
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