2018年の初日の出は美幌峠で
2018年元旦の朝は、北海道の美幌峠で目を覚ました。
時刻は朝の5時。まだ暗い。
夜中に風が強くなり、気温は氷点下7度まで下がっていた。
完全防寒で外に出たつもりだったが、風の冷たさが流石にこたえる。
いつの間にやら初日の出を見に来た車が増えていて、駐車場には案内の人も出ていた。
道の駅が6時から営業しているのが助かった。
食べ物もあるし、温かい飲み物もある。
温かい甘酒と美幌峠名物の揚げいもを買って体を温めた。
揚げいもというのはホクホクのじゃがいもがホットケーキの粉に包まれて揚げられているもの。
所謂アメリカンドッグのじゃがいもバージョンで、別の場所の祭りの屋台などでも食べたことはあるのだが、じゃがいも自体が違うのか、ここのはめちゃくちゃ美味しかった。
北海道は野菜の味が濃くて美味しいと思う。
この日の日の出は午前6時50分頃。
少し早いが、まずは夜明け前の峠の様子を見に行った。
美幌峠からは屈斜路湖が見渡せる。
暗い空に陽の光が届き始めていた。
写真を撮る手が、強く吹き晒す風に揺れてしまう。
あまりの風の冷たさに、再び道の駅に逃げ戻った。
例年であれば2階の展望室から初日の出を拝むこともできるはずだが、今年は改装工事中につき、外からしか眺められない。
温かい店内で、今度はいも餅を食べてみたが、モチモチの食感と甘辛のタレが美味しかった。
初日の出を北海道に見に来ると、寒すぎて途中で断念し、結局建物の中から見ることになる我々だったが、
美幌峠では逆に日の出時刻までを建物の中で待てるから、今年は無事に外で直に初日の出を拝むことができた。
6時51分、もうすぐ夜明けだ。
6時54分、太陽が顔を覗かせた。
6時58分、太陽の全貌が現れた。
レンズにゴミがついていたので、フッと息を吹きかけると、凍ったレンズで奇跡の一枚が撮れた。
初日の出の見物客は沢山いたが、前回の納沙布岬よりは断然少なかった。
良い初日の出を眺めることができてホクホクする一方で、あまりの風の冷たさで、手と顔が真っ赤になってしまった。
屈斜路湖畔 和琴温泉
7時15分に次の目的地である釧路へ向けて出発した。
この日は元旦だが、釧路湿原でカヌーに乗る手筈を整えてある。
今年最初のドライブは、氷の道だった。
体が冷えたから、通りすがりに、屈斜路湖畔にある野天風呂、和琴温泉に立ち寄った。
今回の北海道旅行で初の白鳥を見かけた。
湖ベリにディスコ1が停まっていた。
温泉には入れ違いで誰もいなかった。
粉雪が舞い散るなかで足湯に浸かった。
熱くて、最初はあまり足をつけられなかったのだが、騙し騙し徐々に浸かり、体が温まった。
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