2017-18年越し北海道車中泊旅行 9 美幌峠の初日の出

2017-18年越北海道車中泊旅行

2018年の初日の出は美幌峠で

2018年元旦の朝は、北海道の美幌峠で目を覚ました。

時刻は朝の5時。まだ暗い。

夜中に風が強くなり、気温は氷点下7度まで下がっていた。

完全防寒で外に出たつもりだったが、風の冷たさが流石にこたえる。

いつの間にやら初日の出を見に来た車が増えていて、駐車場には案内の人も出ていた。

道の駅が6時から営業しているのが助かった。

食べ物もあるし、温かい飲み物もある。

温かい甘酒と美幌峠名物の揚げいもを買って体を温めた。

揚げいもというのはホクホクのじゃがいもがホットケーキの粉に包まれて揚げられているもの。

所謂アメリカンドッグのじゃがいもバージョンで、別の場所の祭りの屋台などでも食べたことはあるのだが、じゃがいも自体が違うのか、ここのはめちゃくちゃ美味しかった。

北海道は野菜の味が濃くて美味しいと思う。

この日の日の出は午前6時50分頃。

少し早いが、まずは夜明け前の峠の様子を見に行った。

美幌峠からは屈斜路湖が見渡せる。

暗い空に陽の光が届き始めていた。

写真を撮る手が、強く吹き晒す風に揺れてしまう。

あまりの風の冷たさに、再び道の駅に逃げ戻った。

例年であれば2階の展望室から初日の出を拝むこともできるはずだが、今年は改装工事中につき、外からしか眺められない。

温かい店内で、今度はいも餅を食べてみたが、モチモチの食感と甘辛のタレが美味しかった。

初日の出を北海道に見に来ると、寒すぎて途中で断念し、結局建物の中から見ることになる我々だったが、

美幌峠では逆に日の出時刻までを建物の中で待てるから、今年は無事に外で直に初日の出を拝むことができた。

6時51分、もうすぐ夜明けだ。

6時54分、太陽が顔を覗かせた。

6時58分、太陽の全貌が現れた。

レンズにゴミがついていたので、フッと息を吹きかけると、凍ったレンズで奇跡の一枚が撮れた。

初日の出の見物客は沢山いたが、前回の納沙布岬よりは断然少なかった。

良い初日の出を眺めることができてホクホクする一方で、あまりの風の冷たさで、手と顔が真っ赤になってしまった。

屈斜路湖畔 和琴温泉

7時15分に次の目的地である釧路へ向けて出発した。

この日は元旦だが、釧路湿原でカヌーに乗る手筈を整えてある。

今年最初のドライブは、氷の道だった。

体が冷えたから、通りすがりに、屈斜路湖畔にある野天風呂、和琴温泉に立ち寄った。

今回の北海道旅行で初の白鳥を見かけた。

湖ベリにディスコ1が停まっていた。

温泉には入れ違いで誰もいなかった。

粉雪が舞い散るなかで足湯に浸かった。

熱くて、最初はあまり足をつけられなかったのだが、騙し騙し徐々に浸かり、体が温まった。

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