10月初めの日曜日に、サイクリングに出かけた。
行き先は山中湖。
前日から直前まで悩んだ末に、寝坊したこともあって近場に決めた。
道志を通ればこどらの運転の練習もできる。
この日は秋晴れの25度。
風が心地よく、オープンドライブとサイクリング日和だった。
前日実家でバーベキューをして夜遅くなったため、起床は9時と遅かった。
ゆで卵とコーヒーだけを急いで用意してから出発した。
道志の山道は運転レベルが高めだ。
車やバイク、自転車も多い、狭い山道のワインディングが続く。
こどらの運転は、速度とハンドル操作があっていなくて破茶滅茶だった。
途中で運転を代わることにして道脇に車を停めてみたら、後ろから30台くらいの車やバイクが我々を追い越して行ってびっくりした。
狭い山道のワインディングだったから、数台後までしか見えていないのだが、まさかの大渋滞を引き起こしていたとは。。。
この道はよく遅い車で渋滞するのだが、まさか自分たちがその原因になっていたかと思うと、、、申し訳ない気持ちで一杯になった。
そんな衝撃的な事実を突きつけられて撃沈しているこどらと運転を代わり、再び走り始める。
道志の気温は16度。風が冷たくて清々しい。
山中湖畔に出ると、空いていた。
日曜日の午後1時を過ぎているから、一般的にはみな既に帰路についている時間帯なのだろう。
富士山は雲の向こうに隠れていて、裾野が少しだけ見えていた。
湖畔の駐車場に車を停めてサイクリングを開始。
すすきや赤く色づいた葉、落ち葉に秋の始まりを感じる。
薄手のパーカー1枚は寒かった。
風が冷たい。
波が穏やかに打ち寄せる音と、草や甘い花の香りに癒される。
何処からか焚き火の香りがした。
木道で休憩を取りながら、家から用意してきたゆで卵を食べ、コーヒーを飲んだ。
この辺りにシートを敷いてゆっくり寛ぎたいくらいだった。
車に戻ると午後3時で、我々も帰路についた。
途中で雨がパラついたがすぐに晴れた。
帰りしなに温泉に立ち寄ることにしたものの、富士山近辺には良い温泉がないのがネック。
道志の湯に入るかとも思ったのだが、今回は、一度も行ったことのない紅椿の湯に寄ってみることにした。
入浴料は1人1000円。
古い施設だが、受付に芸能人のサインが沢山飾ってあった。
有名な若手女優さんたちのものだったが、来たのだろうか。
源泉を加温しているようで、循環併用だった。
「ここでしか入れないグリンティーのような湯」と賞賛している口コミを見て、半信半疑、一度くらいは行ってみるかと来てみたのだが、湯は無色透明で、、、可もなく不可もない。
同じ無色透明の湯であるなら、半額で入ることのできる道志の湯で我々はいいかもしれない。
ただ、広いせいか人気のようで流行っているし、体はポカポカと温まった。
帰り道も車やバイクが多く、時速20kmくらいでしか進まない大渋滞だった。
「まさかこどらが運転してるんじゃない?」
と笑っていると、遅いスクーターが二台。
追い抜くと流れがスムーズになったのだが、またすぐに渋滞。。。
暫くするとまた流れ出し、道脇に車が一台避けてくれていた。
行きの自分たちが招いた大渋滞を思い出した。
止まっていた車の運転手は、普通に運転に慣れていそうなおじさん世代だった。
今までは、遅いのに避けてくれない車は一体何なのだろかと不思議に思っていたのだが、
いざ自分たちがその立場になってみると、クネクネカーブで後ろが見えていないから、
まさか自分がこんな大渋滞を引き起こしているとは気づいていないのだということがわかった。
この道は若葉マークのこどらでなくとも渋滞を引き起こすメッカだ。
今回の教訓はコチラ。
道志道で後ろに車が数台続いていたら、迷わず避けよう。
何故ならば、自分から見えている数台の車のその後ろに、見えていない大渋滞が発生しているのだから。
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